ブログ詳細 ブログ詳細

ブログ&コラム

応急処置的雨漏り補修【雨漏り110番川崎店】

2020.01.13 RC造,ブランコ作業(無足場工法),プロフェッショナルとして,正しい知識,応急処置,建物のメンテナンス,雨漏り職人,雨漏り修理,雨漏り修理の方法,雨漏り事例,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番川崎店の内田が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。

複数のビルを所有し、普段より大変お世話になっているお客様より雨漏りのご相談を受け現場を確認させて頂きました。
数年のうちに、総合改修工事を考えているが、それまでの繋ぎとして応急処置を施してほしいとの要望です。

お付き合いのあるお客様ですので、応急処置的な補修工事についてはご理解を頂いているのですが、通常のお問い合わせ(新規のお客様)には、下記のデメリットを十分ご説明しご理解を頂く必要があります。

・漏水原因の特定(散水調査)をせずに行う工事なので、目視による不具合、及び想定する被疑箇所に対してしか補修できない事

・漏水原因未特定での工事の為、完全止水のお約束ができない事

・足場を組まず、ブランコや梯子で実施する工事の為、補修仕様には制限がある事

・雨漏りが解決したかの確認が経過観測でしかできない事

・雨漏りが解決してもどれ位の期間持つかは保証できない事

その他にも建物の立地や、漏水箇所によってさまざまなデメリットが考えられます。

やはり、セオリー通りに散水調査(漏水原因の特定)→漏水原因に応じた補修工事→散水検査による止水確認が最も望ましい解決方法ではありますが、雨漏り解決の為だけに足場を架けて工事をするにも、改修工事を前倒しで実施するにも、ビルの大きさに応じて多額の費用や準備期間が必要になります。
テナント様や入居者様にご迷惑をお掛けしないためにも、急場をしのぐ応急処置は一つの選択肢であると考えています。

ご理解いただければならないのは、雨漏りの発生というのは、建物の保全に対する一つのサインであるということです。シーリング材などの劣化に伴う雨漏りの場合、前回の工事で同時期に施工された、他所も同様に劣化が進んでいる場合が十分考えられますので、既に適切な改修時期を過ぎている建物などは、雨漏りと応急処置の鼬ごっこになりかねません。
しかるべき時期にしっかりとした工事を実施し建物を保守する為に、長期的なメンテナンス計画をしっかりとたてる事をお勧めします。

雨漏りでお困りのビルオーナー様も、数多くの雨漏り事例を共有し経験豊富な私たち雨漏り110番グループにご相談ください。

2020年1月13日
雨漏り110番川崎店
内田博昭

一覧
SHOP
CATEGORY

日本最大の雨漏り職人ネットワーク お近くの店舗を探す

お住まいの都道府県を選択