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雨漏り事例 No.4【雨漏り110番静岡店】

2019.08.22 雨仕舞,雨漏り職人,雨漏り事例,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏りに取り組む,コラム

今日のコラムは雨漏り110番静岡店の府川が担当させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
異常に暑い夏となっている静岡ですが皆様の地域はいかがでしょうか。特に我々の仕事は外仕事が主になります。このコラムを読まれている皆様は既に熱中症対策に取り組まれている事と思いますが、どうぞ万全の対策をしてお過ごしくださいませ。

No.1

この写真は静岡市にある住宅の1階床の間落とし掛け部です。ご覧の通り、大きく水が滲みた跡が残っています。家の方にヒアリングしたところ、年に2~3回南風が強い時に雨漏りするとの事でした。

No.2

直上が下屋の出隅部だったので屋根に上がって確認したところ壁と戸箱の取り合いに亀裂が生じていました(→部です)。又、下屋との取り合いはシーリングを施した形跡があり、過去にも修繕工事をされていたようです。(家の方にお聞きしたところ知り合いの業者様が何度か手をつけてくれたが直らないのでお宅に連絡したとの事でした)

No.3

№2写真上部の軒天井です。母屋と垂木が取り合い、壁の収まりが悪く、ここに直接強雨が吹付ければ漏るだろうなあという感じがしました。

No.4

№3の拡大写真です(←箇所の隙間がとても気になります)

No.5

戸箱は見落としがちですが雨漏りがする箇所です。戸箱の内壁部を適当に施工している場合や劣化が進行し穴が開いている場合には漏る事があります。

No.6

雨戸を引き出し内壁部を確認したところ、新しいケイカル板が貼られていました。知り合いの業者さんもここが怪しいと睨み、取り替えをされたのでしょう。家の方には、強い雨の時に雨戸を閉めますか?とお聞きしたところ殆ど閉めたことがないとの回答でした。雨戸を閉めないという事は、この空間に雨戸が2枚収まっているという事ですから余分に2枚の壁があるという事です。この内壁の状態からしてここから雨が吹き込む事は考えにくいと思いましたが、それでも散水をやってみない事には分かりません。

以上、事前調査をして現状を把握しました。
私の見立てではおそらく壁の亀裂か軒天井の取り合いから漏っているのではないかと推測しましたが、完璧な見立てはありませんから、原因究明の為に散水試験をお勧めしました。

このお宅様も私の提案を聞き入れてくださり、後日散水試験を実施する事になりました。
今回はどこが原因か、どんな結果が待ち受けているのか、次回の散水試験でご報告致します。

2019年8月22日
雨漏り110番静岡店
府川岳広

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