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火災保険を使った雨漏り修理と申請方法【雨漏り110番西東京店】

2019.04.15 建物のメンテナンス,雨漏りと保険の話,屋根工事,雨漏り修理,雨漏り事例,コラム

本日の雨漏り110番コラムは「雨漏り110番西東京店の宇野」が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。

雨漏りの修理は、主に屋根、外壁、ベランダなど、不具合箇所の修理を行います。
修理費は、工事の規模により大きな差がありますが、決して安く行えるものではございません。

「少しでも修理費を抑えられれば…」という相談も多いため、今回のコラムでは火災保険を使った雨漏り補修について説明していきます。

大きく分けて以下の5点について説明させていただきます。
・雨漏り修理に火災保険が使える条件とは?
・火災保険を使い工事する際の注意点
・保険対象になる被害について
・実際に火災保険を使った雨漏り修理の例
・火災保険の申請方法の流れ

■火災保険が使える条件とは?

建物の雨漏り修理を行う場合、瑕疵(かし)保証が適用されなければ、ご自身で費用を負担しなければならないと思う方が多いようですが、実は火災保険を使えれば修理費が軽減される可能性があります。

「火災保険を使うと、次から保険料が上がるのでは…」と心配する方もいますが、火災保険は自動車保険とは異なり、何度使っても保険料はあがりません。火災保険が使える条件が認められれば、何度でも保険申請をすることができるので安心してください。

火災保険を使うためには、いくつかの条件があります。
雨漏りするようになった原因が、台風、竜巻、突風、雷、雹、水害、落雷、積雪、など、自然災害によるものの場合、使うことができます。

火災保険は火災被害しか保証されないイメージがあるようですが自然災害として考えられる範囲の被害には全て対象になります。

■火災保険を使い工事する際の注意点

●01.自分だけの判断で書類を作成して経年劣化と判断されないように注意!
保険会社に提出する書類の申請や記入は、お客様ご自身で行いますが、書き方によって経年劣化とみなされ保険が適応されないという可能性があります。

そのため、建物診断および提出書類は、火災保険申請の実績があり、調査、工事を行える業者と相談しながら作成してもらいましょう。

●02.知らずに保険金詐欺に巻き込まれないように注意!
火災保険の請求は、適正な工事を行える業者でなければなりません。一部の悪質業者は、ワザと屋根を壊したり、工事代金そのものを大きく見せて計上するなど、詐欺まがいなことをします。

建物が自然災害かどうかを判断する鑑定人が、現場で立ち会うのは不正を見抜くためです。仮に保険金詐欺と認められた場合、双方に大きなペナルティを科せられる可能性もあります。

●03.保険が認められなかった場合は、自己負担になってしまうので注意!
火災保険の申請期間は、申請してから実際に保険金が支払われるまで、長い時間がかかることがあります。
雨漏り発生など、緊急性が高い時は、二次被害や三次被害に至ることもありので、 最低でも応急処置を行いましょう。保険適応されるのかわからない状態で修理費をすると、保険が認められなかった場合は自己負担になることも知っておきましょう。

■このような被害は火災保険の対象になります

以下のような被害があり、大屋根、外壁、ベランダからの雨漏りがある場合。

1.台風や強風で棟包み板金が飛ばされた。

2.台風や強風で、瓦、スレート屋根が破損した。

3.台風や強風で天窓・トップライトが壊れ隙間ができた。

4.台風や豪雨でバルコニーの天井にシミができた。

5.積雪により軒樋が破損した。

6.台風や強風でベランダの屋根が飛ばされた。

7.雹で屋根の塗装が剥がれた。

8.突風被害で手摺に傷凹んでしまった。

9.突風被害で壁に穴があいた。

これらの自然災害は全て火災保険の対象となります。火災保険の請求期限は保険法の第九十五条に3年間と定められており、期間内であれば申請は可能です。

ただし、自然災害から1~2年経ってしまうと、経年劣化とみなされてしまうこともありますので、できるだけ早く報告する方が火災保険が適応される可能性が高いです。

■火災保険の申請手順 ※()は担当者
1.保險会社に連絡する(施主)
2.保険会社から申し込み用紙が届く(保険会社)
3.損害状況を現地で確認(施主・業者)
4.工事代金の御見積書、報告書を作成(業者)
5.保険会社へ提案書類、申し込み書類を提出(施主)
6.損害箇所の確認、現状確認の調査(第三機関(鑑定人))
7.保険金の支払い(保險会社)
8.工事開始(業者)
9.工事代金支払い(施主)

※補足ですが、第三者機構の鑑定人が行う調査費は保険会社が支払います。
例外ですと、新築時、増築時、経年劣化など保険の対象外のケースもあります。

■実際に火災保険を申請して工事を行った事例

東京都練馬区S様邸
工事名:外壁塗装/屋根改修工事
●工事内容
本工事は火災保険申請と併用して、外壁塗装工事、屋根カバー工も行いました。
●工事費と保険受給額
火災保険を申請し、工事代金230万円から約70万円の減額をすることができました。
●火災保険提要対象
・屋根補修工事
・軒樋交換
・外壁ひび割れ補修(※地震保険)
●建物診断書の内容

屋根棟板金は全体に浮き、反りなどの不具合が確認できます。釘の浮きや抜けた部分から、雨水が侵入し、下地(貫板)が腐食します。板金継目部分の隙間も含め、交換が必要です。

軒樋の交換工事には止め金具の脱着に伴い、付帯(破風板)部分に傷がつきます。撤去部分の穴、傷の補修も含めて、破風板部分の塗装が必要になります。数量の形状については、軒樋と同じ数量で塗装面積を表記しています。縦樋は部分的な破損がありました。軒樋と同様に歪み変形が確認できます。

軒樋部分は、変形、歪みも含めて全体的な不具合が確認できます。雨水も適正に排出されていない状態なので、早期メンテナンスが必要です。

軒樋部分は全体的に変形、歪み、破損している部分があるので早期補修が必要な状態です。また、勾配が適正な状態でないので、雨水が常に溜まっている状態です。軒樋の本来の役割を果たせていません。雨漏り対策も含めて軒樋部分については全て交換が必要です。

軒樋の交換工事には止め金具の脱着に伴い、付帯(破風板)部分に傷がつきます。撤去部分の穴、傷の補修も含めて、破風板部分の塗装が必要になります。数量の形状については、軒樋と同じ数量で塗装面積を表記しています。縦樋は部分的な破損がありました。軒樋と同様に歪み変形が確認できます。

縦樋部分の破損については、豪雨や強風、積雪などの影響から不具合が発生しております。樋の歪み、変形部分、止め金具も含めて軒樋の役割を果たしていないので交換が必要です。

屋根棟板金は全体に浮き、反りなどの不具合が確認できます。釘の浮きや抜けた部分から、雨水が侵入し、下地(貫板)が腐食します。板金継目部分の隙間も含め、交換が必要です。

強風や豪雨が原因で板金の浮きや継目の隙間ができています。現状の状態は棟板金の役割を果たせておりません。この状態を放置すると雨漏りの原因に繋がるので早期対応が必要です。

貫板部分は腐食しています。この状態は二次防水のアスファルトルーフィングにも負担がかかり、雨漏りを誘発する原因となります。これらの不具合は一次防水のスレート屋根の劣化の進行にも影響があることから、早期対策が必要不可欠です。

外壁部分のひび割れは、風害及び地震による影響が原因と考えられるひび割れが建物全体に確認できました。クラックの幅は0,15㎜以下のヘアークラックから、1㎜を越える大きな爆裂まで様々です。0,3ミリ以上のひび割れから雨水が侵入すると、雨漏りを誘発するので補修が必要です。

■火災保険と火災共済は違う

火災保険と火災共済の保証内容は異なります。火災保険は、民間企業が取り扱い、個人と契約で、掛け金にそって保険金が支払われます。
火災共済は、非営利団体が取り扱っているもので、火災保険に比べて掛け金が少額です。共済側に利益が生じた場合、加入者に還元される仕組みで、保険金もわずかしか払われません。

自然災害の多い日本では、火災保険への加入の方が安心できるかもしれません。

■まとめ

火災保険申請について最後にポイントをおさらいします。
・自然災害による、建物の破損、雨漏りは火災保険が適用されます。
・火災保険の申請は、申請の実績があり、調査、工事を行える業者業者にお願いする。
・悪徳業者に依頼して保険金詐欺に巻き込まれないように注意する。
・火災保険と火災共済の違いを知っておく。

火災保険が適用されるか?の判断に困ったときには、確かな知識をもった雨漏り修理専門業者へ相談するのが得策です。

2019年4月4日
雨漏り110番西東京店
宇野清隆

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