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日経BP社発刊書籍「雨漏りトラブル完全解決」【雨漏り110番浜松店】

2019.04.16 雨漏り予防,建物のメンテナンス,メディア・取材・出版,雨漏り診断士協会,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番浜松店の久保田が担当します。

前回のコラムでは、2016年2月号より執筆しております日経ホームビルダー誌「事例で分かる雨漏り修理のツボ」連載についてお話させていただきました。
この連載が現在4年目に突入しているのですが、実はこれ以前の2011年にも、同じく日経ホームビルダー誌にて雨漏り連載を行っていました。
この時には、「写真でわかる雨漏りを呼ぶ納まり」というタイトルにて実例の紹介と、その解説を行っていましたが、この時には自分での執筆ではなく、監修という立場にてこの連載に関わりました。

もっとも、すべての現場事例は私が修理した現場ですから、原稿作成は編集担当者の方にお願いしたというだけで、内容については何度も打ち合わせを重ね、さらに原稿チェックなどを行いながら、話をまとめるようにしたのでした。
この時の経験が、現在の連載執筆のきっかけになったのですが、やはり自分で書くのと、プロである編集者に書いてもらうのでは、文体というか、まとまりがあまりに違うのが現実で、自分の無力さを感じつつ、現在は毎月の連載に向き合っています。

そんな2011年の原稿が、日経BP社発刊「雨漏りトラブル完全解決」という書籍に入り、一昨年の12月に発刊されました。
2011年の原稿が元になっているので、その後の材料発売や構法変更などにより若干の修正を入れていますが、当時生々しい原稿がほぼそのまま入っています。

また、私の事例以外に、日経ホームビルダー過去に取り上げた雨漏りに関わる特集記事を再編集したものがまとめられており、この特集にも何度も協力しているのですが、学術面からも、雨仕舞の基礎研究という分野では何をおいても外すことができない研究者であり、「雨仕舞のしくみ」著者である東海大学名誉教授の石川廣三先生の意見も書かれており、実務と学術の両面を理解できる、とても良い書籍となったと、自分で執筆したわけではないものの、自己満足をしてしまう書籍となっています。

このような書籍の発刊もあり、昨年春には日経ホームビルダー主催による実務者向けセミナーが日経新聞社主催の建築建材展の日程にあわせ、東京ビックサイト会議棟にて開催されました。

この時には私一人で1時間半、連載分と新しい雨漏り事例を合わせながら紹介しつつ、本来あるべき雨仕舞の考え方や、その手法などのお話をさせてい頂きましたが、ある意味とても地味な有料セミナーにも関わらず、多くの方が受講してくださいました。

この時には、セミナー終了後に多くの方と名刺交換をさせていただきながら、同時に多くのご質問やご相談を頂きました。
それこそ日本中から参加してくださり、設計・監理に関わる建築士の方々、現場実務に関わる屋根・外壁・防水をはじめとした様々な分野の施工者の方々、様々な分野の建築材料メーカーの方々、瑕疵保険会社の方々など、短い時間ではあるものの様々な分野の皆様お話させていただいたのですが、皆さん口を揃えて仰っていたのは、雨漏りを確実に防止するための明確な基準存在していないという事でした。

この事で思ったのは、建築業界全体に雨漏り防止以前に雨仕舞の概念が周知されていないというか、理解されていないという事でした。
私が皆さんにお伝えしたのは、雨漏り修理をするにあたり、現状を改善するために行った苦労話だけでなく、新築時に誰でもやれる雨仕舞のポイントでしたから、このような活動により新築の建物に雨漏りという瑕疵が仕込まれないようになってくれればと思うばかりでした。

なぜなら、雨漏りを修理するには、新築時に比べ大きな労力や知見が必要となり、さらには生半可な気持ちで雨漏りを止めるという大役を担うことは出来ないからです。
であるならば、雨漏りが起きない建物、雨漏りが起きにくい納まりとなってくれることが、私の仕事がなくなっていったとしても、本来、建物の基本性能としてもっとも求められることであるからです。

書籍紹介https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/books/14/505290/070600004/

2019年4月16日
雨漏り110番浜松店
久保田仁司

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