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「雨漏りとの付き合い方」第2話【雨漏り110番平塚店】

2019.04.23 建物のメンテナンス,建築構造・建築施工,雨漏り職人,雨漏り調査の方法,雨漏り事例,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏り診断士,雨漏りに取り組む,コラム

春の陽気が気持ちの良い季節になりましたね。

街では新一年生がピカピカのランドセルを背負い元気いっぱいに走っている姿を見かけます。
さて、今回のコラムは雨漏り110番平塚店の相馬が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。

第2話?と思われた方は、先日3月12日に掲載されました、「20年間止まらなかった雨漏りに終止符を・・・」をご参照ください。
今回はその続編となります。

では、第2話「雨漏りとの付き合い方」をお話させていただきます。
前回でも話をさせていただきましたが、雨漏はそう簡単に解決するトラブルではないのです。
今回の物件でも診断をして→仮説を立て→散水調査を行いました。
しかし、結果は以下のようになりました。

① 1階の窓の上からの漏水確認
② 1階のリビングの天井からの漏水確認
③ 2階のキッチンの天井から漏水『未確認』
④ 2階のキッチンの壁から漏水確認

注目する点は、③の2階キッチン天井漏水未確認。

そうなんです。
雨漏り診断士とはいえど、このような結果もあるのです。
何度もお客様に漏水した時の事をヒヤリングさせていただき、怪しいところを散水しましたが、③に関してのみ漏水の再現が出来なかったのです。
簡単に発見できないのも雨漏りの特徴なのです。
写真は散水作業の様子です。

ヒヤリングさせていただいた内容をもとに、その時の雨をイメージし、状況を再現して散水調査を行なって行きます。

ここでタイトルにもある「雨漏りとの付き合い方」として重要になってきます。
前回のコラムでもお話させて頂いた通り「雨漏りは簡単に解決しません」。
ここが雨漏りとの付き合い方で大切な事なんです。
施主様に簡単には解決しないという事をしっかりと説明し、理解していただくことによって、今回のようなケースでも施主様は焦りもしませんし、不安にも思いません。
施主様が焦りもしなかった理由は、初めから長期戦になることと、今回の漏水発見は、非常に難しい事であることを診断の時点できっちり説明していたからなのです。

今回の結果について、施主様との意思疎通や問題の共有が出来ており、不安に感じることは無かったとお話されていました。

これが雨漏りとの付き合い方で大切なポイントなのです。

例えば、「漏水はすぐ解決します!! なぜか?簡単だからです!」
この様に話す業者だったとします。

結果、漏水は見つかりませんでした・・・。
こちらのケースはどうでしょう?
不安しかありませんよね。
誤解しないで下さいね。
雨漏りが解決しないトラブルと言っているのではなく、解決しづらいトラブルなんです。

今回の③の漏水に関しても、毎回起きるわけでもなく、数年に1回ぐらいのペースです。
となると、まず③の漏水が我が家に今現在どのようなダメージを残しているかのかが、施主様が1番気になるポイントなのです。

弊社は躯体全体を見れるスキルもあることから、今回の③の漏水に関しては、診断の時点ではそこまで躯体に影響が出てないことも事前に施主様へ伝えてありました。

この様な施主様へのフォローも「雨漏りとの付き合い方」のポイントになってきます。
ここでの診断のスキルによって、今後の大切な資産の価値が決まってくるのです。

雨漏り110番では、建築の道のプロフェッショナルが揃っております。
職種もいろいろ板金屋、防水屋、塗装屋、建築屋、建築屋もいます。
今回のようなケースでも色々な意見が出て解決の道へと導いてくれるのです。
そして情報や経験をグループ内で共有して行き今後のスキルアップへと繋がっていくのです。
グループで建築資材のメーカー様の会社に訪問して特別な勉強会も行なっております。
こちら去年の勉強会の様子です。

この様な積み重ねが多くの雨漏りで困っている方を救ってきているのです。
結論として、雨漏りとの付き合い方は、正しい知識があり、たくさんの経験があり、各方面とのネットワークがあり、最後に雨漏りへの向き合い方が大切になってくるのです。

さて③の漏水の行き先が気になりますよね?
その内容は、第3話「これこそ雨漏り診断士の真の力」でお話しさせていただこうと思います。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

2019年4月23日
雨漏り110番平塚店
相馬純

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