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「これぞ雨漏り診断士の真の力」第3話【雨漏り110番平塚店】

2019.06.04 予算に合わせた工事,プロフェッショナルとして,業者の選び方,正しい知識,建物のメンテナンス,雨漏り職人,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏り診断士,コラム

20年間止まらなかった雨漏りに終止符を・・・

年号も令和に変わり早1ヶ月、2019年もあっという間に半分が過ぎ6月になりました。
6月といえば、梅雨。雨漏りに悩まされている方にとっては特に憂鬱な季節ではないでしょうか?
今回のコラムは雨漏り110番平塚店の相馬が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。

第3話?と思われた方は、以前に掲載されました、

「20年間止まらなかった雨漏りに終止符を・・・」
第一話「現状の確認」
第二話「雨漏りの確認」をご参照ください。

今回はその続編、第三話となります。

では、第3話「これぞ雨漏り診断士の真の力」をお話させていただきます。
過去のコラムでもお話をさせていただきましたが、雨漏はそう簡単に解決するトラブルではないのです。

今回の案件でも診断をし、仮説を立て、散水調査を行いました。
しかし、結果は以下のようになりました。

①1階の窓の上からの漏水確認

②1階のリビングの天井からの漏水確認

③2階のキッチンの天井から漏水『未確認』

④2階のキッチンの壁から漏水確認

注目する点は、③の2階キッチン天井の漏水未確認。

今回は、この未確認のキッチン天井からの漏水について掘り下げてお話いたします。

お客様のヒヤリングから仮説を立てて疑わしい箇所の散水調査を行いましたが、結果として漏水箇所の特定はできませんでした。

このように一筋縄ではいかない場合でも、ヒヤリング→仮説を立てる→散水調査の手順を何度も何度もあきらめることなく行っていきます。

そうして何度も何度もヒヤリングをし、仮説を立て、散水調査を繰り返した結果、ついに漏水の発生箇所を特定しました。

発見に至った経緯は以下の通り。

まず、漏水箇所は二階キッチンの上なので、その真上にある3階のベランダを疑いました。

貯水調査※わかり安く言うとベランダ全体をプールにします。

結果:発見には至りませんでした。

次に目を向けたのが2階の屋根と外壁の境目周りです。

散水調査

結果:発見には至りませんでした。

さらに目を向けたのが3階ベランダ側面の外壁でした。

散水調査

結果:発見。ついに漏水箇所を特定しました!何と3階のベランダ外壁からの漏水でした。

漏水箇所

柱に水が滴っているのが確認できます。

これでようやくスタートラインに立ちました。

本心では、ここまでが一番大変でしたし、お客様も不安な時期だったと思います。

仮説 × 雨漏り診断士のスキル × 経験 = 漏水発見 = 原因特定につながるのです。

めげない精神とお客様との信頼関係が雨漏り解決の一番の秘訣です。

「これぞ雨漏り診断士の真の力」です。

ですが、原因の特定だけでは実際には雨漏りは止まっていません。

当たり前の話ですが、補修をしなければ雨漏りは止まらないのです。

ここが第1のポイントです!!

原因を特定したら今後再発しないように『対策=補修工事』につながっていくのです。

漏水発見がゴールではなく、ようやくスタートになるのです!!

次に第2のポイントとして補修工事にも2通りあります。

1.完璧に治す大掛かりな工事

2.雨漏りを認めて向き合っていく小規模工事

どちらも間違いではありません。

人間と一緒で、怪我や病気の際の治療方法が手術だけとは限らないのと同じで、あくまでも今起きている雨漏りが我が家にとってどんな影響を及ぼすトラブルなのかを、しっかりとお客様も理解した上で工事に進まないといけません。

なぜならば工事をする以上、費用がかかります。

お客様のご予算やご意向に合致し、最良の補修方法を選択しなければいけません。

本当は今回で完結の予定でしたが、延長します。

次回は、原因が特定した後、今後雨漏りが再発しないように『対策=補修工事』について書かせて頂きます。

今回も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

2019年6月4日
雨漏り110番平塚店
相馬純

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