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壁の不自然な傷みはどこから来ているのか?【雨漏り110番飯田店】

2019.07.04 雨仕舞,プロフェッショナルとして,雨漏り予防,雨漏り職人,雨漏りに取り組む,コラム

◇お客様の気付かない所が原因となっています

日々の営業活動の中で目にするお宅が多くありますが、お客様自身が気付いていないところで起きています雨漏りにつながる懸念される事例として紹介はして行きますが、多くのお客様自身でもできる事として読み進めてもらいたいと思います。
まずは1枚写真をご覧ください。

壁の汚れ、竪とい、雨漏り110番飯田店

青い点線で囲っています部分ですが、少し不自然な壁の色をしているのかが確認できるかと思います。さてここに至る原因はどこにあるのか?
続いて2枚目の写真をご覧ください。

軒樋、竪とい外れ、雨漏り110番飯田店

原因は軒樋から竪樋につながれている部分の接続が外れてしまっています。さて、この重要な部分ですが外れてしまうと常の雨が降った時にはどうなっているのか?
当然ながら竪樋に雨水は入らず下に落ちる形になっていると思います。しかも雨量によっては壁を伝わる様になる事も考えられると思います。少々高いところですが、早急に接続をして正常な状態にするのが急務かと思います。

◇このまま放置しておくと雨漏りの原因になります

さて、接続を行わない状態がこの先続いた場合にはどうなって行くのか?
雨漏りにつながって行く懸念はどんな事なのか?
3枚目の写真をご覧ください。

軒天井、雨水侵入、アルミオーバーハング、雨漏り110番飯田店

竪といの接続が出来ていない事で普段では起きない事が壁には起きてしまいます。屋根の軒出が少ない建物では雨掛かりは壁の高い部分で起きるのはお客様でもわかるかと思います。だたし、今回のようなケースは想定外です!屋根を流れ降りてきた雨水を軒といが受けて竪樋へつながる経路を通常では行う様に設計されています。2枚目の写真で見てもらう通り経路が経たれている状況が長く続いた場合に起きる懸念をまずは理解いただきたいと思います。

1. 壁に取り付けられている窓に雨水が掛かる事での影響を与える
2. 壁の継ぎ目(版間)のシーリングに影響を与える
3. 壁途中のアルミの部材(オーバーハング)、軒天井に影響を与える

1~3で共通して懸念される事は使用されているシーリングになります。現在の住宅や建物に多用されているシーリング材の劣化は雨水の侵入を早めてしまいます。写真では判断できないとは思いますが、こちらの面は西面になります。西面は雨掛かり、紫外線等の劣化が比較的起きやすい面になります。
さてこの先、室内側ではどういった現象で目にするかというと、

1.アルミサッシと木枠の取り付け部や隅から雨水が確認できるようになります。
2.室内側の床面の幅木(床と壁の境目)あたりから雨水の侵入が確認できるようになります。
3.軒天井に雨水シミが発生しだし、表面の塗装がはがれたり、色変わりが起きる事が確認が出来ます。

たった軒といと竪といの接続部分の外れた事で大きな影響の出る話になって行きます。雨漏りにつながる危険個所について今回は説明を行っておきます。

雨漏り診断士からお客様へ
雨漏りが起きた時に原因を特定させる作業は必要になります。1ヶ所からの雨水侵入ばかりでなく複数である事も考えられます。それは建物の規模にも依りますし、建物の構造によっても変わってきます。お客様個人が所有しますお宅の場合には建ててからの経験劣化によるものが多いと考えますが、案に経年劣化ばかりではないのが今の建築の事情である事も含まれます。昔の家とは大きく変化をしている事や使う素材も変わった事、また住む方の考えも変わってきた事が在ろうかと思います。また、集合住宅のような借家のものやマンションのような個人所有のものなど規模が大きくなってきた事で責任の所在も明確にできない部分も出ては来ています。
まずは今回のような場合に限りますが、お客様自身が目で確認が出来るようなケースに関しては行ってもらいたいと考えます。早めに気づく事で被害を最小限にする事も出来ると考えます。

2019年7月4日
雨漏り110番飯田店
宮下隆行

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