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スレート屋根の雨漏りで絶対にやってはいけないこと【雨漏り110番館山店】
本日のコラムは雨漏り110番館山店の佐々木が担当いたします。
よろしくお願いいたします。
先ずは下の画像をご覧ください。
一般的にはコロニアルまたはカラーベストと呼ばれているスレート屋根です。
屋根材の横のつなぎ目地と重なり目の隙間がコーキングによって塞がれてしまっています。
当店は住宅の塗り替えを専門にしている塗装店ですので、現調の際には必ず屋根の劣化状況を確認するために屋根に上るのですが、このような状況に出くわすことがごくまれにあります。
こちらのお宅のご主人様からお話を伺うと数年前に一度、強風を伴なった雨の日に二階和室の天井から雨漏りがあったためご自身で屋根に上がりホームセンターで買ってきたコーキングで隙間を埋めたとのことでした。
その後、同じような気象状況の日にまた雨漏りが発生。
こんどは前回よりもさらに酷くなり、床にバケツを置かなければいけないほどの雨漏りになってしまったようです。
ご自分で修理したにも拘らず余計に雨漏りがひどくなってしまった。
自分がしたことは間違っていたのだろうか?
と、雨漏り110番館山店の当店にご相談を頂いたというのが経緯になります。
本来は雨水が排出されなければいけない隙間を埋めてしまっては雨漏りを直すどころか、ますます雨漏りを酷くしてしまっている状況でした。
屋根に隙間があると埋めてしまいたくなる気持ちはわかりますが、これは絶対にやってはいけないことです。
では、なぜこの重なり目の隙間を塞いではいけないのか?
次の画像をご覧いただければわかると思いますが、重なり目の隙間が開いています。
この隙間はスレートのつなぎ目地から入った雨水が速やかに排出される構造になっているのです。
スレート屋根の構造については、雨漏り110番岐阜店の大野社長のコラムで詳しく
書かれていますので、ここでは割愛させていただきます。
参考までにご覧ください。
もし、あなたのご自宅に雨漏りが発生したら、やみくもにコーキングで直そうとはせず、お近くの雨漏り110番グループにご相談をしてください。
きっとお力になれると思います。
2019年9月11日
雨漏り110番館山店
佐々木恒治