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「1次防水と2次防水」 小平店

雨漏り110番 小平店

雨漏り110番 小平店の米澤です。
先月のコラムで雨漏り相談を誰に頼んだらよいのかというお話を書きました。
雨漏りという具象を目にした時の心配や不安は大きいものだろうとお察し致します。すぐにでも誰かに相談し、大至急で直して貰いたいと思う事でしょう。
その時に親切そうな営業さんに「それは大変ですね、でも安心して下さい。塗装工事をすれば直りますよ。」と言われたら、すっかり信じでお任せしてしまうのも無理はありません。しかし本当に塗装工事をすれば雨漏りは直るのでしょうか。

木造住宅の場合、1次防水と2次防水という考え方でお家を雨水から守るよう工夫しています。1次防水とは最初に雨水からお家を守る外側の仕上げ材、つまり屋根なら瓦や棟板金等であり、外壁ならサイディングやモルタル壁の仕上げ塗材等の事で、その外側の仕上げ材の持つ防水能力により雨水の侵入を防ぐのです。

1次防水で防ぐことが出来なかった雨水は仕上げ材の下に施工されている2次防水、つまりアスファルトルーフィングやアスファルトフェルト、透湿防水紙によって防水されそして各所の雨仕舞いによって外に排出される仕組みになっています。という事は1次防水に何らかの不具合が起きても(例えば外壁のひび割れ等)2次防水がしっかりしていれば雨漏りは起こらないという事になります。逆を言えば1次防水及び2次防水の双方に何らかの不備や不具合があって初めて雨漏りが起こるという事になります。

「1次防水と2次防水によって雨水の侵入からお家は守られている」このメカニズムを是非とも皆様に知っていただきたいと思います。

さて、木造住宅における1次防水と2次防水のメカニズムを知っていただいた方ならば「本当に塗装工事をすれば雨漏りは直るのでしょうか」という問いに答えを出せたのではないだろうかたと思います。

そうです、屋根や外壁を塗装する事は1次防水の不備や不具合を直す事になりますので一旦雨漏りが止まるとうい事は起きるかもしれません。しかしまた経年劣化等により1次防水に不具合が生じたときには雨漏りは再発してしまうのです。2次防水の不備や不具合までしっかりと補修しなければ本当の意味での雨漏りの解決とは言えないのです。


※外壁を斫り、アスファルトフェルトの不具合を確認している現場状況

雨漏り補修にはとりあえずの応急処置という考えもあるとは思います。しかし屋根や外壁の下に雨漏りの原因を残したままでは再発のリスクはなくなりません。雨漏りの根本的な解決こそがお家にとって、また住まわれている方々にとっての本当の安心となるのではないかと思います。

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