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宇都宮市内飲食店2階雨漏り調査補修【雨漏り110番栃木店】
本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番栃木店の田尻が担当します。
飲食店オーナー様より雨漏り調査の依頼を受け、現場に伺い目視調査をいたしました。
目視調査の結果、複数の雨水浸入位置と思われる位置を視認、確認のための散水調査の御見積書をお客様に提出、ご了解を頂き散水調査を実施しました。
まずは一番怪しいと思われる横引のドレン周辺に散水してみました。
シャワーヘッドの散水装置を脚立に固定して午前10時に散水を開始しました。散水を開始して20分経過した10時20分にサッシの上枠に雨漏り具象が再現されました。
ドレン押え枠を外し確認のためスクレーパーを防水層とドレンの間に差し込んでみると、ドレンと防水層の間が剥離しており雨水浸入位置のひとつと確認いたしました。
サッシ上枠から雨漏り具象がおさまるのを確認してから、【複数浸入雨漏り】(原因となる雨水浸入位置が複数箇所であり、雨水浸出位置が1箇所の雨漏りのこと)の可能性もあるので、念の為に外壁ALC版と樋管の取合い(貫通部)近辺も散水します。散水開始時間は11時30分より、散水時間120分の予定で散水します。
散水開始から120分、13時30分まで散水しましたが、雨漏り具象は再現されませんでした。この結果から、本件は【単一雨漏り】(原因となる雨水浸入位置が1箇所であり雨水浸出位置が1箇所の雨漏りのこと。)と思われるので、横引ドレン周辺の防水補修を実施することになりました。
清掃乾燥を行い改修用ドレンを設置します。
改修用ドレンを取付、一液水性変性アクリル防水材塗布
今回はお客様のご要望で雨漏り具象周辺だけの補修となりました。
しかし雨漏り浸入位置の予備軍はたくさんあります。屋上の点検を怠るとすぐに土砂が溜まり屋上庭園が出来てしまいます。草木が根を張ると防水層まで入り込み雨漏りの原因になります。
屋上に上がることが出来れば点検いたします。
お気軽にご用命下さい。
お客様の建物を守るお役に立てれば幸いです。
2019年3月9日
雨漏り110番栃木店
田尻茂人