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雨漏り110番加盟店としての責任【雨漏110番伊勢原店】

2019.03.23 雨漏り調査の方法,雨漏り修理,雨漏り事例,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏りに取り組む,雨漏り110番グループ,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り伊勢原店の牧野が担当させて頂きます。

弊社は雨漏り110番伊勢原店として活動させて頂いている中、雨漏りの案件に関しては代表の丸山が専属で対応しているのですが、私たちスタッフとしてもお客様からのお問い合わせや、ご質問等の対応やフォローをさせて頂く中で、雨漏りについての関心も高まる一方、同時に不安や責任感も感じております。そんな中、昨年度から発生している弊社の本社社屋の雨漏り事例について、私が経験したことを本日のコラムでご紹介させて頂きます。

2018年、弊社の本店2階にて雨漏りが発生しました。
建物はS造(鉄骨造)で、雨漏りの症状としては、台風や強風が伴う雨の際に窓枠のサッシの隙間から水が垂れて床に大きなシミができてしまいました。とりあえずバケツを置いて退社し、翌朝出社するとそのバケツいっぱいになっているほどの量が漏れていました。

この時、『雨漏りに悩んでおられるお客様は、このような不安な思いでお問い合わせいただいているんだ』という声が社内から出てきました。
正直申し上げて、日常の塗装工事やリフォーム案件と同じ感覚で雨漏りの問い合わせに対応していたことを深く反省いたしました。

後日、足場を架設して雨漏り調査の開始です。
普段は写真や代表の話でしか聞く事のなかった雨漏り調査を目の前で見せて頂く貴重な体験でした。
散水調査を各箇所で実地したのですが、笠木や防水面の点検から行いました。
散水調査開始から数分で漏水が確認でき安心したところ、ここからが本番だという代表の言葉があり、まだ点検をするのかと疑問に思っておりましたが、数日間かけて窓枠のアルミサッシや鉄骨の接合部などをひとつひとつ確認している様子を見ることができました。


笠木の散水点検

散水調査の結果、屋上の笠木からの漏水、アルミサッシからの漏水が確認できました。

補修工事に関しては、屋上の笠木は一度撤去し、天端に耐水ベニヤを新設し、ウレタン防水を施工したうえで新規にアルミ笠木を取り付けました。
サッシ廻りは、シーリングの再施工しました。
サッシにダイノックシートが貼ってある部分があるため、シートのジョイントやサッシとの施工部分のシーリングの充填も実地しました。

これで工事も終わり、全て完了だと思っていたら、また散水調査が始まりました。
念のため、工事した部位の止水確認の検査と、他の場所からの漏水がないかの再点検だと言われました。

正直、ここまでやるのか?と思ってしまいましたが、いつも代表が「雨漏りの入口と出口は一ヶ所とは限らいないので散水調査は様々な可能性を想定して実地しなければいけない」言ってることを思い出しました。
雨漏りに対する考え方が大きく変わった出来事でした。

最後に余談ですが、散水調査を行った月の水道料金がいつもの1.5倍くらいの請求額でびっくりしました。雨漏り調査というのは時間と労力がかかり、けっして簡単ではなく、甘い考えでは立ち向かえない難易度の高い仕事だと痛感させられました。

今回は、弊社社屋での雨漏り発生だったため、初めて最初の散水調から改修工事に関わることができました。
雨漏り調査は大変難しいと何度か耳にしていましたが、実際に散水調査を間近で見たり、中と外でどこから水が漏ってきているか確認しあったりして、たいへん勉強になりました。
貴重な経験になったと同時に、弊社がお客様に提供している雨漏り工事の責任という面で、雨漏り110番グループ加盟店の一員としてのスキル、志を活かし、また実際に雨漏り業務にあたる人の苦労も感じつつ、お客様対応などの業務に昇華していきたいと思います。

2019年3月23日
雨漏り110番伊勢原店
牧野敬大

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