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雨漏りの原因を探し出すことが解決の近道です。雨漏りの原因の探し出し方。【雨漏り110番松戸店】

2019.06.21 神の目,プロフェッショナルとして,業者の選び方,正しい知識,複数浸入雨漏り,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番松戸店 高松が担当いたします。

梅雨に入り、連日雨漏りでお困りの建物の持ち主の方からご相談を受けています。
そこで皆さんにお伝えしているのは、「まず雨漏りの原因を探し出して、それから修理を行うことが、解決の近道です。」と言う事です。
では順を追って説明していきます。

なぜ雨漏りの原因を探し出さなければならないのか?

雨漏りを解決するために一番重要なことは、雨漏りの原因を探し出すことです。
原因が分からずに、多分ここからだろうと修理を行ったが、また同じ所から漏れてくる、といったことをよく聞きます。
原因がどこか分かっていないで、修理をすることほど怖いことはありません。
例えば、医者に行って原因は何かわかりませんが、おなかが痛いのであれば、手術してみましょう、と言われているのと同じことです。
皆さんはこの手術に同意しますか?
これと同じことが雨漏りの修理では行われているのです。
原因はわからないけれど多分ここからだと思うから、今までの経験上ここを塞げば止まったから、などと言い原因を追究しないまま修理を行い、雨漏りの再発を起こしています。
逆にもし雨漏りの原因が分かっていれば、このように直さなければ雨漏りは止まらない、こう修理したほうが今後雨漏りの再発がしにくい。と言った方法を明確に提案できます。
だからまず雨漏りの原因を探し出すことが重要になってくるのです。
また、雨漏りを難しくしている要因の一つに、「複数侵入雨漏り」というパターンの雨漏りがあります。
この「複数浸入雨漏り」というものは、NPO法人雨漏り診断士協会で定義しています。
【原因となる雨水浸入位置が複数箇所であり、雨水浸出位置が1箇所の雨漏りのこと。】
との事です。つまり、雨の入り口は複数箇所あるけれども、雨の出口は1箇所の雨漏りです。雨の入り口が複数あるのですから、1箇所だけ修理しても、また同じ所から同じように雨漏りがしてきます。
この様なパターンの雨漏りもあるので、しっかりと雨漏りの原因はどこか?何か所から雨が建物内に浸入しているのか?などを探し出してからでないと、雨漏りの修理をしてもまた同じ所から漏れてくるといったことを繰り返してしまいます。

ではどうやって雨漏りの原因を探し出すのか?

建物内への雨の入り口を探し出す方法は、何種類かあります。
実際に散水をして、雨漏りを再現させる方法。
赤外線サーモグラフィーカメラを使って、表面温度の差から疑わしい位置を探していく方法。
水分計を使用し、含水率を測定して探していく方法。
貯水して、漏れてくるかどうかを確認する方法。
など、いろいろと方法はあります。
その中でも私たちは散水調査を行い、雨漏りを再現する方法で原因を探し出しています。

目視調査を行い、室内のこの位置に漏れてくるためには、外部のどこから雨水が浸入しているのか、疑わしい所を探していきます。
この疑わしい所を探すことこそが、プロの目利きであると考えます。
この見立てで、雨漏りが再現できるかどうかも決まってきてしまうほど、重要な行為です。
そして実際に、疑わしい所に散水をして、その位置が原因位置なのか、そうではないのかを検証していきます。
基本的には、数か所ある疑わしい所に散水を行う場合には、水下(みずしも)に位置するところから、試験水をかけていきます。
木造の建物では疑わしい所1箇所につき1時間30分、鉄骨造でも1時間30分、鉄筋コンクリート造で2時間が、基本の散水時間になります。
室内での一つの雨漏りに対して、外部の雨の浸入が想定される疑わしい所は一般的な木造住宅の場合で4~7箇所程度考えられます。その一つ一つに散水をして原因位置を探していくのです。
散水の方法も、ただ試験水をかければいいというのではなく、実際にどのような降り方をした時に雨漏りするのかを考え、考慮しながら角度などを決め、散水を行います。

原因がみつかったからと言ってそれで終わりではない

散水調査を行い、雨の浸入している位置が特定できた場合でも、そこで終わりではありません。その原因の位置よりもみずかみの疑わしい所の散水が終わっていなければ、その疑わしい所も、引き続き散水調査を行って確認していきます。
つまり、冒頭で話をしました「複数浸入雨漏り」であるかどうかも考えていかなければなりません。雨の入り口が、一つとは限らないからです。
この様に考えていくと、雨の入り口、すなわち雨水浸入位置を探すことは非常に難しく時間がかかる物なのです。
時間がかかるからと言って、おざなりにしていれば、雨漏り修理を行ってもまた、雨漏りが再発するといったことになりかねませんので、手を抜くことはできません。
ここで、実際に雨漏り110番松戸店で散水調査を行っているときの映像があります。
どのように散水調査を行っているのかご覧ください。

原因が分かれば修理する方向が見えてくる

動画でご確認いただいたように、建物内に雨が浸入してくる位置を探し出しました。
ここでやっと、どの様に修理を行なえばこの雨漏りは解決できる、と言う事を提示できます。
原因が分かったので、どの様に直したらいいのかを具体的に説明することができるようになります。建物の持ち主の方も、雨漏りの解決の道筋が見えてきたことによって、安堵していただける場合がとても多いです。
最初にお話をさせていただいたように、雨漏りを解決するためには、雨漏りの原因を探し出すことが非常に重要になります。原因さえわかってしまえば、後は雨漏りが再発しない工事をして雨漏りを解決できます。
雨漏りでお困りの建物の持ち主の方は、雨漏りを解決するためには、「雨漏りの原因を探し出すことが重要」と言う事を覚えておいてください。

雨漏り110番にご相談いただければ、雨漏り解決のお手伝いをさせていただきます。

2019年6月21日
雨漏り110番松戸店
高松洋平

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