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屋上のアルミ手摺が原因となる雨漏り。【雨漏り110番松戸店】

2019.10.27 鉄骨造,正しい知識,防水工事について,雨漏り職人,屋上防水工事,雨漏りに取り組む,コラム

今回は雨漏り110番松戸店 高松が担当します。

5~6年前に、東面1階の内壁から雨漏りがしていて、解決に携わらせていただいたお客様からのお問い合わせです。

今回は、2階の西面と北面の角の天井から、雨漏りがしてくるとの事でした。
お伺いしたときにも、2階の天井から「ポタポタ」と水分が垂れ落ちていました。

この建物は、鉄骨造にALC版を貼り、その上にタイルを貼ってあります。
屋上は、FRPの防水で仕上げています。

直感的に、ドレン廻りの雨水が、はけなくて、水たまりが出来ているのではないだろうかと思いました。

屋上に上り、漏れているところの真上を確認すると、予想通り排水部に泥が堆積し、排水できずに雨水が溜っていました。

早速その泥を取り除き、排水すると天井からの雨漏りも、ぴたりと止まりました。
雨水が排水されず、ドレン廻りに水たまりが出来ていると雨漏りするということは、屋上防水に不具合が生じているということになります。
今回は屋上全体の防水工事を行うことで、雨漏りを解決していきます。

現在の屋上防水は、FRP防水が施されています。
そこで今回ご提案した防水は、ウレタン防水通気緩衝工法、AGCコーテック(株)のサラセーヌQV工法です。
自着マットを敷きその上にウレタン防水を行っていきます。

高圧洗浄作業中

サンダーケレン作業中

プライマーを塗布

自着マットを敷いている作業

メッシュテープで止めている作業

脱気筒を取り付けている作業

改修用ドレン取り付けの作業

ウレタン1層目の作業

ウレタン2層目の作業

トップコート塗装の作業

上記の流れが、ウレタン防水通気緩衝工法、サラセーヌQV工法の施工の流れになります。
ただし、このように屋上に防水を行うだけでは、雨漏りが止められない場合もあるのです。
ではほかに、どのようなことが考えられるでしょか?

屋上には、危険防止、落下防止のためにアルミの手摺が設けられています。
このアルミの手摺の柱から防水層の下に雨水が浸入している場合があるのです。

アルミの柱の下部にドリルで穴をあけると、下の動画のような状態になっています。

柱の中には、大量の雨水が溜っているのです。
ここに雨水がたまらない処置をしておかないと、せっかく屋上の防水をしっかりやり替えたとしても雨漏りが止まらない、ということが起きてしまうのです。

あけた穴から止水材を注入して、防水の裏に雨水が浸入しないようにしておきます。

雨漏り解決のためには、ただ防水の工事をすればいいのではありません。
雨漏りを止めるためにはを考えて、工事をしなければ雨漏りは止められないのです。

雨漏りの解決には、お近くの雨漏110番にご相談ください。

2019年10月27日
雨漏り110番松戸店
高松洋平

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