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雨漏り110番のポリシー

2013.04.28 雨漏りに取り組む

雨漏り110番は、
1件でも多くの雨漏りを解決し、
1人でも多くのお客様を救いたいと本気で考えている。
だから、可能な限り仕事はお請けするというスタンスだ。
でも、仕事をお請け出来ないケースもある。
まず第一に、
『すぐに来て欲しい』
『すぐに直して欲しい』
という、お急ぎの要望。
一刻も早く雨漏りを直したいお客様の気持ちは充分すぎるほどわかる。
緊急対応の体制が整っていない点については、
リーディングカンパニーとして努力不足を痛感している。
でも、現実問題として、現状の我々の実力では、
お急ぎの要望にはお応え出来ないという事実がある。
また、実力以上の背伸びをしてもかえって迷惑をかけてしまうことになる。
お急ぎの要望以外にお請けできないのが、
雨漏り110番のポリシーに反するケース。
おおよそ、下記の4つのケースがある。
1)雨漏りしている物件を建てた工務店さんやビルダーさんからの依頼
2)店子さん、テナントさんなど、賃借人(家賃を払って借りている人)からの依頼
3)プロとして『お客様にとって良い工事にならない』と判断した場合
4)公序良俗・道徳・倫理上の問題があると判断した場合
一口にポリシーに反すると言っても、
それぞれにお請けできない明確な理由がある。
まず、1)に関して、
『雨漏りしている物件を建てた工務店さんやビルダーさんからの依頼』
この依頼は、正直言ってかなり多い。
そして、原則としてお請けしないことにしている。
この仕事を請けると、工事発注者である依頼主(元請)と、
実際に雨漏りで困ってる建物の持ち主(施主)という、
二重のお客様が発生してしまうからだ。
そして、雨漏りトラブルにおいては、
大抵の場合、施主と元請の利害関係が相反することになる。
簡単に言えば、
施主は、とことんお金をかけてちゃんと直したい。
元請は、なるだけお金をかけずに事態を収集したい。
この相反する間で板挟みになってしまう。
もちろん、雨漏り110番は常に施主の立場で考える。
ゆえに、当該物件を建設した工務店やビルダーさんからの仕事は請けないのだ。
ただし、例外があって、
『元請』が本気で『施主』のためを想い、
いくら費用がかかってもいいからちゃんと直して欲しいと依頼してきた場合。
この場合は、雨漏り110番としてはむしろ望むところ。
もちろん、できるだけ無駄な費用がかからないように努力する。
大切なのはちゃんと直すこと。
無節操にお金をかけて直すことが目的ではないのだから。
次に、2)のケース。
『店子さん、テナントさんなど、賃借人(家賃を払って借りている人)からの依頼』
そんなに多いわけじゃないけど、たまに電話がかかってくる。
これをお断りする理由は単純明快。
主権者じゃないから。
まあ、当たり前の話なんだけど、
建物の持ち主ではない方からの依頼は請けられない。
調査にせよ、補修にせよ、勝手に手をつけるわけにはいかないのだ。
もちろん、家主(オーナー)さんの了解が明確であれば請けるけど、
その場合も、できるだけ家主さんから依頼を頂いたカタチをとるようにする。
不要なトラブルは避けたいので。
3)のケース。
『プロとして『お客様にとって良い工事にならない』と判断した場合』
これは、なかなか悩ましい問題。
というのも、本来は、
お客様の要望に合わせた工事をすることが、ビジネスとしては正しい。
コチラが一所懸命に考えたプロとしての提案が、
お客様から受け入れられないことは珍しいことではない。
お客様にもお客様なりの考えや都合があるのだ。
予算もあるだろう。
なので、仮にコチラの提案が受け入れられなかったとしても、
それだけで仕事をお断りするなんてあり得ない。
ただし、
お客様が求められる工事の仕様・内容が、
あまりにも問題がある場合は別だ。
例えば、将来的に大きなトラブルを引き起こしてしまうような工事とか、
明らかにメリットよりもデメリットが大きい工事とか、
かえって建物を傷めてしまうような工事とか。
こういう時は勇気を出してお断りするようにしている。
目先の仕事、目先の売上のために、
プロとしての良心を売り渡すようなことはしたくない。
お客様の要望に応える最大限の努力はするが、
最終的に『プロとして請けるべきじゃない』と判断した時は、
背筋を伸ばしてお断りすることが大切だと考えているのだ。
そして、最後に、4)のケース。
『公序良俗・道徳・倫理上の問題があると判断した場合』
これには色んなケースがあるんだが、
例えば、次のようなケース。
お客様が当該物件を売却したいと考えている。
でも、現状、雨漏りしているから瑕疵担保責任が怖い。
とりあえず、瑕疵担保期間だけ雨漏りしなければいい。
瑕疵担保期間の数ヶ月だけ雨漏りしなければいいから、
できるだけ安く雨漏りを直したい。
という依頼。
これは道徳的・倫理的にかなり問題があると思う。
ちょっと言いすぎかもしれないが、買い主さんを騙す行為に加担したくない。
仮に雨漏り110番が断っても、他の修理業者がやるだけの話かもしれない。
そういう意味では、結果は変わらないかもしれないが、
少なくとも自分の仕事に誇りを持っていたいし胸を張って生きていたいから。
あとは、
純粋に違法な工事、
環境破壊につながるような工事、
作業スタッフの安全を確保できないような危険な工事、
近隣施設に非常識な迷惑をかけることが明らかな工事、
などなど・・・
当然のことだけど、
このような工事もお請けすることは出来ない。
丁重にお断りしている。
このように、
雨漏り110番のポリシーに照らし合わせて、
お請けするべきじゃないと判断した場合は、
いかに仕事が欲しくても、
いかに目の前の売上が欲しくても、
丁重にお断りすることにしています。
予めご了承くださるようお願い申し上げます。
それでは、
To Be Continued
伝説の雨漏りハンター
唐鎌謙二
僕の著書です。→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則』
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はこちら
日常の活動状況ブログは日本外装株式会社 社長・唐鎌のブログ
さらにツイッターでもつぶやいてます。

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