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雨漏り現場調査の視点 大田店
雨漏り110番 大田店
雨漏り110番大田店では毎年約60件ほどの雨漏りのお問い合わせを頂きます。
ファーストアクションとしてまずは雨漏りの状況を確認するためにご訪問させていただきます。
そしてお客様から雨漏りの状況を詳しくヒヤリングし、現状確認として実際に雨漏りしている箇所やその上階、外観などを確認します。
このヒヤリングと状況確認、現状確認が非常に重要でその時、頭の中はフル回転です。どこが浸入口なのか?はもちろんですが、浸出箇所にたどり付くまでの経路なども考えます。
そして時には外壁を打検して劣化の状況を確認します。
この写真は雨漏りしている部分から約20cm横方向にずれたところにあるセットバック面(斜め壁)です。ちなみに構造はRC造です。
見た目にはそれほどおかしなところはないですが、打検してみるとこの面、上から下までほぼ全面浮いているという状況でした。そこでその上の階を見せていただくと言うことになります。
上の階、実際には屋上となっています。セットバック面(斜め壁)の笠木が大きくひび割れています。大きなひび割れがありますね。しかも塗装仕上げになっています。これも打検するとカラカラと軽い音がして浮いているのがわかります。
ここまで見るとなぜセットバック面(斜め壁)のタイルが浮いているのか?が想像から確信へと変ります。
他のセットバック面(斜め壁)はまったく浮いていないのにこの部分だけ浮いている。
ただ浮いている、笠木にひび割れがあるということだけに視線を奪われがちですが、なぜ浮いているのか?なぜ笠木にひび割れが発生しているのか?まで考えを巡らせなければなりません。
タイルが浮いているから、セットバック面(斜め壁)だから、ひび割れがあるから雨漏りする。単純に考えてしまいがちですが、なぜそうなったか?もう一歩踏み込んで考える事が雨漏りの原因追及、修理には必要な視点です。
そしてもう1点、原因はそれだけではないかもしれないという視点も重要です。