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散水調査でわかる雨漏りのメカニズム 大田店
雨漏り110番 大田店
雨漏り診断士の仕事として『雨漏りを止める』というのは最終的な結果なのですが、今対峙している雨漏りはどういった原因で発生しているのか?という部分が『雨漏りを止める』ためには非常に重要です。
その原因を突き止めるのが 散水調査 です。
ひとくちに散水調査といっても水をかける場所、時間、その順番、水をかける角度や位置などが非常に重要です。ここに雨漏り診断士としてのノウハウがあります。
そして調査を実施し、雨漏りが再現できました。
雨漏りが再現できた。それはあくまで雨水浸入位置と雨水浸出位置がつながったということです。大事なのは雨水浸入位置から入った雨水がどのような経路、メカニズムで雨水浸出位置まで到達するか? いわゆる『浸水経路』をしっかりと考えなければいけません。
この『浸水経路』の見極めができないとどういった修理が必要なのか?がわかりません。
ここまで考えることが雨漏り診断であって確実に雨漏りを止めるためには必要な知識です。
散水調査の例です。
木造在来工法 3階建て 切妻屋根の破風板にステンレスが施工されています。この写真のようにステンレスのジョイント部分に散水したところ、漏水確認されました。
この雨漏りのメカニズムです。
現状から想定される構造です。
ステンレス破風板カバーの下部分が外壁モルタル内で納っているのがわかります。
ステンレス破風板カバーのジョイント部分から雨水が浸入
逃げ場がない雨水はモルタルとアスファルトフェルトの間に流れていきます。
流れていった雨水は外壁モルタルの下地であるラス網を止めているタッカーなどに錆を発生させ、アスファルトフェルトとタッカーとのシール性を損なわせていきます。
浸入した雨水はシール性が無くなったタッカーの穴などからアスファルトフェルトの内側に流れ、居室内の天井ボードやサッシなどに落ちて、最終的に室内に漏水する。
というメカニズムが想定されます。
ここまで想定できればどういった修理方法が適切なのか?が明確になります。明確になった修理方法を実施することにより確実に『雨漏りを止める』事ができます。