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ALC外壁クラックからの雨漏り

2018.07.12 雨漏りに取り組む
久しぶりの雨漏りハンターブログ更新となります。
昨日現調してきた現場は鉄骨ALC造(鉄骨造・外壁ALC版工法)でした。
かなり大きいクラック(ひび割れ)が入っていました。

ALC版外壁にクラックが入っていること自体は珍しいことではありません。

むしろ、わりと良く見かける光景です。
鉄骨造の場合は特有の動きがありますし、地震などによる揺れの影響を大きく受けます。
大きめの地震(揺れ)があると、ALC版にクラックが入ってしまうことが多いです。
特にコーナーや開口部まわりはクラックが入りやすかったりします。

ですので、築年数やメンテナンス状態にもよりますが、鉄骨ALC造の外壁にクラックが入ってる状態というのは日常的に見かけます。
よく見慣れた光景という感じです。

日常的に見かけてしまうため、つい認識が甘くなりがちなのですが、このALC版のクラックこそが実は要注意なのです。
雨漏りと直結しているケースがとても多いです。

誤解を恐れずに書くと、かなり高い確率で雨漏りしていると言っても過言ではありません。
というのも、ALC版は吸水性がとても高い性質を持っているからです。

ですので、ALC版にクラックが入っていると、そのクラックからどんどん雨水を吸い込んでしまいます。

あとは、その吸い込んだ雨水がどこに出るのか?だけの問題です。
言うまでもありませんが、それが室内に浸出すれば、雨漏りだと認識されます。

しかし、何らかの事情で室内に浸出しなければ、雨漏りだとは認識されません。

室内に浸出しないケースとしては、いろいろ考えられます。

例えば、壁ボードの裏側を伝って、床下のスラブに溜まっているケース。
この場合は、住んでいる人はなかなか気づかないことが多いです。
ただし、ボードにカビが発生したり、湿気がすごかったりすることがあります。

他には、ALC版に浸透した雨水が、そのまま下に落ちていき、基礎で受けて外部(もしくは内部=1F床下)に排出される場合もあります。

この場合も、住んでいる人は気づかないケースがほとんどです。
両方のケースとも、気づかれていない、つまり雨漏りだと認識されていません。
こういうケースのことを、顕在化されていない【潜在的な雨漏り】と考えています。

いずれにしても、ALC版にクラックが入っている以上、そこから雨水がどんどん吸い込まれているのは間違いありません。

その吸い込まれた雨水の行き先次第で、雨漏りになったり、潜在的な雨漏りとして放置されたりするわけです。
基礎から外部に排出されるケースなどを除いて、ほとんどの場合雨漏りに直結していると言えるのです。

そんなワケですので、ALC版外壁のクラックについては、見慣れた光景ではありますが、皆さんが思っている以上に深刻な問題だと受け止める必要があります。

雨漏り修理の方法も、よく考えてやらないと、すぐに再発してしまいます。
僕がお客様によく説明する言葉に『ALCの建物は残念ながら雨漏りしやすいです。でも、わかりやすいので修理をしやすいというメリットもあります』という説明があります。

この説明にもうひとつ付け加えるとすれば、再発もしやすいということになります。

ですので、ちゃんと建物のことをわかっている業者を選ばないと、せっかくやった外壁塗装工事や防水工事の費用が全て無駄になることもあります。
建物を守るためには建物に関する幅広い知識が必要ということです。

ではでは。

1冊目の著書です。『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界』
さらに2冊目の著書(共著)は建築専門書です。『【図解】雨漏り事件簿/学芸出版社』
1冊目の本は音声でもお聴きいただけます。オーディオブック版はコチラ
日常の活動状況ブログです。日本外装株式会社 社長・唐鎌のブログ
さらにツイッターでもつぶやいてます。

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

 

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