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折板屋根の雨漏りについて【雨漏り110番東大阪中央店】

2019.04.05 建物のメンテナンス,屋根工事,単一雨漏り,雨漏り事例,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番東大阪中央店の坂元が担当します。
よろしくお願いいたします。

今回のコラムでは折板屋根の雨漏りの事例をご紹介します。
折板屋根の雨漏りが2年近く止まらず、塗装工事を含め色々な業者に見てもらったが、原因が分からないとのこと。
また、雨漏りは強風雨の時だけ発生するということでした。

通常の場合、屋根からの雨漏りの場合は全面改修(葺き替え・カバー工法など)が基本であり、原則として雨漏り調査はしないというのが私のスタンスです。
ですが、本物件に関しては、2年先に屋根全面の葺き替えを予定しており、それまでの間の応急処置をして欲しいというご要望でした。
そのため、完全には止まらないかもしれない事を条件に雨漏り調査を請けることになりました。

また、以前、ご自宅の雨漏り修理を施工した事から、お客様との人間関係が出来ていることも、今回例外的に雨漏り調査を引き受けた理由です。

偉そうに聞こえるかもしれませんが、これが初めての問い合わせであれば、雨漏り調査はお断りしていたと思います。
調査と補修を繰り返し、最後に全面葺き替えが必要となってしまい、結果的に2重・3重の費用負担を強いられることは明らかだからです。
お客様とのトラブルや、雨漏りのプロとしての信用を失うことを考慮すると、仕事の依頼があってもお断りするしかない、というのが私の方針です。

まぁ、プロだからこその辛い選択といったところです・・・

さて、小屋裏を目視すると折板屋根の裏側に断熱材(ペフ材)が施工されていることから屋根材に雨水浸入の痕跡は見当たりませんが、天井材の小屋裏側に雨漏りのシミが見つかりました。

 

また、天井材のシミ跡の直上にボルトの貫通穴が確認され、屋根に上がるとボルトの頭にボルトキャップが取り付けられ、その上にシーリングを「これでもか!」というぐらいに充填されていました。

ただ、ボルトキャップ(ボルト)と折板屋根の間に看板を固定するアングル状の金具が挟み込まれており、この取り合い部分にはシーリングは打たれていませんでした。
「強風雨の時だけ雨漏りが発生する」ことを考えると、看板が風を受けて強い力が加わった時にボルトキャップ(ボルト)と金具(アングル)の間に隙間ができるのではないかと仮説を立てました。

仮説は的中しました。
意図的に垂直方向から散水してみたところ一発で漏水が再現しました。
通常の散水調査では「垂直方向からの散水は邪道」ではありますが、雨水浸出する際の条件(状況や状態)を考慮し、雨漏り時の気象条件などを踏まえたうえで、散水状況を柔軟に変化させることも必要と考えています。
あくまでもケースバイケースですが。

雨漏り原因とメカニズムを特定し、お客様にご報告したところ・・・・・
「これで屋根を当分張り替えなくて済む」とのこと。

えー!!・・・???

2年後に全面改修すると仰っていたのに・・・
あれから4年、他の仕事はちょくちょくいただいていますが屋根の改修工事のご依頼は頂いておりません。
まぁ、それはそれでいいのですが・・(笑

2019年4月5日
雨漏り110番東大阪中央店
坂元康士朗

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