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めずらしい草屋根からの雨漏り調査補修【雨漏り110番栃木店】

2019.04.20 ビックリ事例,屋根工事,雨漏り調査の方法,雨漏り修理,雨漏り修理の方法,雨漏り事例,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番栃木店の田尻が担当します。
よろしくお願い申し上げます。

本部から草屋根の雨漏りに対応して欲しいとの連絡がありました。
草屋根の存在は知っていたのですが、対応したことはありませんでした。
しかし、せっかくの機会なので挑戦してみようと思い、引き受ける事にしました。

お客様と連絡を取り、現場調査に伺いました。
実際の草屋根を見るのは初めてです。

地面と同じように屋根の上に草が生えています。
断熱効果は高く夏は涼しいそうです。
今回の雨水浸出位置は浴室の明かり取り付近です。

雨量にも依りますが、雨が降り始めてしばらくすると雨漏り具象が確認されるそうです。
散水テストを行いました。
草屋根の土壌に直接散水します。
散水開始から105分で雨漏り具象が確認出来ました。

雨水浸入位置確認のため草屋根の土壌をめくりあげます。
ロール状にして保管、土壌の厚さは8cm位です。

防根シートが現れました。
雨水浸入位置確認のため防根シートを傷つけないように注意して洗浄します。
雨水浸入位置と思われる箇所に直接散水をすると5分位で雨漏り具象が確認出来ました。

今回の雨漏りは、防根シートより7~8cm高い部分に雨水浸入位置があったので、土壌の水分が飽和状態にならないと雨漏り具象が出現しなかったのだと推察されます。

不良箇所を撤去し、シーリングで雨水浸入位置を塞いでから、改質アスファルト系常温工法防水を施工。

 

乾燥後、止水確認のため散水調査を実施しました。
60分以上散水しても雨漏り具象が発生しないため完全に止水していることを確認。
ロール状にして保管しておいた土壌を元に戻して復旧します。

初めての草屋根でしたが、無事に雨漏り修理完了しました。
これからも難しい雨漏りに挑戦していきたいと思います。

2019年4月20日
雨漏り110番栃木店
田尻茂人

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