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工場等の金属系屋根【雨漏り110番姫路店】

2019.05.01 建物のメンテナンス,屋根工事,建築板金,雨漏り修理,雨漏り修理の方法,雨漏り事例,雨漏りに取り組む,雨漏り110番グループ,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番姫路店の進藤が担当します。
宜しくお願いいたします。

この雨漏り110番のコラムでは加盟店(雨漏り専門業者)が実際に体験や経験した事を基に様々な視点から皆様にとって有益な情報を発信しています。
一般消費者の方や企業の担当者の方にでもわかりやすくお伝えしています。
コラムの内容やテーマは異なりますが、「雨漏りを解決する為の指針となる考方」であったり「信用できる業者選び」「雨漏りを補修するのに発生する価格の相場」等、皆様にとって知りたい!知っておきたい!という情報を発信しています。
是非とも参考にされて下さい。

今回のコラムのテーマは【金属系屋根の雨漏り】でお伝えしたいと思います。
金属系の屋根材は一般住宅でも多く使われていますが、企業所有の工場や事務所・倉庫等の屋根にはこの金属系屋根材が多く使われております。
金属系の屋根材の種類も多く存在しています。
大きく分けて、①ガルバニウム系 ②トタン系 ③銅系 ④ステンレス系 ⑤チタン系になります。
各屋根材の形状や材質の特徴などは異なります。
一般的に工場や事務所・倉庫などの屋根に使用されている屋根材の多くは、ガルバニウム系やトタン系になるかと思います。

この様な金属系の屋根を使用している建物の構造は比較的に他の建物より単純な構造なのですが、雨漏りを止めるという観点では決して簡単なものではありません。
現実に弊社では過去に何度もこのような企業所有の屋根の雨漏りの修繕に携わってきました。
現場によっては何度もチャレンジし、雨漏りを止めるというゴールに行き着いたケースも決して少なくはありません。

工場や事務所・倉庫の屋根の形状の中に折板形状や瓦棒形状といったものがあります。
弊社のお客様ではこの様な形状の金属屋根の雨漏りが多くあります。
過去にこの様な形状の屋根を修繕工事をした時の内容を少しお伝えしていきたいと思います。

因みに、修繕方法は様々です。
お客様の目的が応急処置程度なのか根本的改善なのかで使用する材料や工法等が大きく変わって来ます。
材質の同じ金属系の屋根材を被せる重ね葺き工法や、既存の屋根材を撤去し新たに屋根材を葺く工法、樹脂等を加工し塗膜形成を行う工法であったりと、現状や基盤の度合い、お客様の目的等で違いが大きく分かれます。

では、実際に雨漏り修繕工事を行った現場を紹介いたします。

現場①
某電機器具製造会社(兵庫県姫路市内)
屋根素材:金属系  形状:折板
状況:工場2階の天井より雨漏り(雨量の多い時に1時間ほどで雨漏りが発生)
過去に防水業者が修繕を行ったが完全に改善せず(修繕後半年以内に雨漏り)

お客様の要望:根本的に雨漏りを完全してほしいが、予算があるため出来るだけ安くしてほしい。修繕後の保証を付けてほしい。(5年間の漏水保証)

修繕前の屋根の状況

現状は折板屋根に塗膜系の防水施工をしている。
屋根の築年数が長い事から同じ塗膜系の防水材での修繕は考えずに乾式のカバー工法での修繕を提案しました。
先ずは屋根面積の半分をカバー工法にて修繕し結果を観察してから残りの半分も修繕する事になりました。(観察期間1年間)

観察期間は1年2カ月間で、その間に雨漏りの発生はありませんでした。

現場②
某醤油製造会社(兵庫県姫路市内)
屋根素材:金属系  形状:折板
状況:倉庫の天井より雨漏り(屋根のメンテナンスは17年間一切行っていない。その年の9月の台風時に初めて雨漏りが発生した。
お客様の要望:長期間メンテナンスを行っていなかったため、雨漏りは仕方がない。

修繕方法としては塗膜系の防水を希望との事でした。
お客様の要望を優先し、塗膜系の防水材にて修繕工事を行いました。(超速硬化型ウレタン樹脂吹き付け工法を採用)
修繕前の屋根の状況

折板屋根の表面全体にかなり重度な発錆

表面をケレン研磨処理後エポキシ樹脂系の防錆剤を2回塗布

超速硬化型ウレタン樹脂を吹き付け工法にて施工
塗膜厚みを3mm確保

現場③
某飲料製造会社(兵庫県高砂市内)
屋根素材:金属系  形状:瓦棒
状況:築24年の鉄骨造3階建の建屋。10年前に地元塗装店にて塗替えを実施していた。
塗替えから5~6年経ってから雨量の多い時に雨漏りの発生。
お客様の要望:瓦棒の吹き替えも社内で検討したが工期の問題で葺き替えは断念。よって短工期(実働作業2日間)が可能な超速硬化型材料にて工事に決定。

表面をケレン研磨処理後エポキシ樹脂系の防錆剤を1回塗布

超速硬化型ウレタン樹脂を吹き付け工法にて施工
塗膜厚みを3mm確保

立上り面や樋中
塗膜厚みを3mm確保

今回の修繕事例では金属系の屋根の事例を報告させていただきました。
工場・倉庫等の雨漏り修繕の施工方法や使用材料は複数あります。
業者側の推奨する工法での修繕が主になるとは思いますが、その工法や材料がお客様の要望に合っているか?この事は企業がお客様の場合は重要だと弊社では考えます。
特に企業の雨漏り修繕では工事の工期が限られる場合が多くあります。

短期間での防水修繕工事では今回報告させていただいた工法(超速硬化型塗膜防水)は有効な工法だと思います。
もちろん他にも有効な工法は存在します。
要は『雨漏りを止める』『結果を出す』このことがお客様から求められている訳です。

雨漏り110番に加盟している会社はこの結果を出すということに本気に取り組んでいます。

2019年5月1日
雨漏り110番姫路店
進藤主臣

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