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台風被害の雨漏りと火災保険会社【雨漏り110番泉大津店】

2019.05.02 応急処置,雨漏りと保険の話,屋根工事,緊急出動,台風,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番泉大津店の金丸が担当します。

平成30年9月に関西方面に前代未聞の台風が通過し、特に大阪南部地域に未曾有の被害が発生しました。

雨漏りに携わる一人の人間として、台風通過から一人でも多くの方に簡易修理をと…
約2週間あまりの間はボランティアで屋根にブルーシート養生、少しの瓦のずれの修理、棟包みの簡易補修と駆けずりまわらせていただきました。

こうゆう時に人の弱みにつけ込んでブルーシート一枚10万とか50万とかの悪徳業者も…
台風発生時から3日間は電話の問い合わせが鳴り止まずご対応できない状態までに…
力不足が露呈してしまいました。

今まで大阪では太閤さんの土地だから、災害はこないとか神話があったのですが、
今回の台風被害で雨漏り対する意識を台風に耐えうるものにしないといけないと確信しました。

日本の気候が亜熱帯に変わりつつある中、これからは日本中どこでも大きな台風がくる可能性が
あります。

雨漏り110番の一員として、台風における被害の事例を紹介させていただきます。

土葺き瓦


土葺き釉薬瓦(色瓦)


土葺きいぶし瓦(黒瓦)


土葺き釉薬瓦(色瓦)
これは一番ひどい状態でした。瓦止め工法で瓦と瓦の間にシーリング処置されていて、ブルーシートをかけるにも大変な状態でした。ラバーロック工法ともいいます。

薄型化粧スレートの棟包みのみ
薄型化粧スレートの棟包みのみ

薄型化粧スレートの抜き板、棟包みとも
薄型化粧スレートの抜き板、棟包みとも

薄型化粧スレートの棟包みすべて
薄型化粧スレートの棟包みすべて

いずれも築30年以上メンテナンスしていない建物が大きな被害に遭う結果になりました。

瓦そのものは耐久性がありますが、風荷重に対しては弱く、土葺き瓦の被害は甚大でした。
改修する際は乾式工法をおすすめします。

薄型化粧スレートは棟包み板金の被害が多く、そのほとんどが貫板が腐食し、釘が効いておらず、飛散する結果になっていました。
改修時には棟板金を差し棟するか、貫板に防水テープ等で防水処置することをおすすめします。

また今回よくわかったのが、火災保険のありがたみです。
被害に遭われた方々のほとんどが火災保険にはいられていましたが、中には加入されていない方も…
そして、火災保険の中でも共済関係よりの損保会社の火災保険の方が修理の費用が充分におりることが多くありました。

損保系保険会社の回し者ではありませんが、今回のような台風被害においては、損保系の火災保険のほうが自己負担が少なく修理することができましたのでお薦めします。

2019年5月2日
雨漏り110番泉大津店
金丸孝治

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