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雨漏り110番グループとしてのプライド(後編)【雨漏り110番名古屋北店】
本日の雨漏り110番コラムは名古屋北店の齋藤が担当します。
宜しくお願い致します。
今回は前編の事前調査に引き続き後編は雨漏り調査に入っていきます。
前編を読まれていない方は、ぜひお読みいただけますと幸いです。
雨漏り110番グループとしてのプライド(前編)
さて、前回の事前確認では下記の仮説を立て実際に雨漏り調査を行う運びとなりました。
① 屋根から侵入した雨水が2F内壁内を通り1Fの天井で漏水している。
② 屋根の漏水とは関係なくバルコニーの防水と外壁取り合いから雨水が浸入し1F天井で漏水している。
③ バルコニー手摺壁や笠木から侵入し1F天井で漏水している。
④ 外壁レンガ壁やサッシ廻りから侵入し1F天井で漏水している。
そして、いよいよ上記仮説を立証するため2018年10月17日に散水調査を行います。
先ずは屋根から2Fへの雨漏りと1Fの雨漏りのがそもそも別々の原因による雨漏りかどうかを調査すべく2Fバルコニー廻りから調査を実施することにしました。
先ずは事前に赤外線カメラにて散水調査前の状況を確認します。
そして①~④番の仮説に対し、①の屋根からの漏水は以前にも確認していることから②番のバルコニー防水から先行で散水調査を実施することにしました。
バルコニー防水に散水、次に防水とサッシュ取合いに散水。
2ヶ所とも散水調査した結果、内部への漏水はありませんでした。
次に④番の外壁レンガ部へ散水を行いました。
外壁レンガやサッシュ廻りも散水しましたが雨漏りは再現しませんでした。
次に③番のバルコニー腰壁に散水しました。
散水を始めて15分。ここで室内に変化がありました。
赤外線カメラに温度の変化が確認されたのです。
さらに5分散水をし続けます。
すると…
赤外線カメラの温度変化がより目立ってきて間もなく天井からの漏水が目視で確認できました。
過去に起きた雨漏りと同じ状態を再現できたのです。
この時、私の気持ちはホッとしていた部分もありました。
なぜなら、もし屋根だけの工事をしていたらこの1F天井の雨漏りは止まっていなかったからです。
もしそうなればお客様にまた不安を与えてしまうからです。
ここで一度散水調査を止め、屋根とバルコニーの漏水関係があるかどうかを判断する為にインターバルをあけることにしました。
そして室内の漏水状況が落ち着いたところで、いよいよ①番の屋根散水を行いました。
仮養生のルーフィングシートを持ち上げ、台風時と同じ状況で散水を行いました。
すると3分で屋根裏で漏水を確認したのです。
屋根裏の断熱材のビニール内部に水が溜まりだし、漏水した水が滴り始めました。
ただ、屋根裏から漏水はありましたが、大事な1F天井への雨漏りがこの雨漏りと関係しているのかを確認する為、バケツにて水を受け続けて散水を繰り返しました。
さらに散水を続けた結果…
特に1F天井の温度変化は確認できませんでした。
ここで屋根裏の雨漏りと1F天井の雨漏りは関係していないと判断できたのです。
その後、お客様に散水調査の結果をご報告させて頂き工事お見積りを出させて頂く運びとなったのです。
この時、お客様も原因がわかったところで散水調査を行ったことを改めて重要だと感じ、さらに安心につながったと言っていただけました。
そしてお客様から工事の発注を頂けました。
屋根を全面シングル葺きを行い
雨漏りによりカビていた屋根裏の断熱もすべて交換致しました。
もちろんバルコニーの漏水箇所もシーリング補修させて頂きました。
工事が完了し、お客様との会話をしている際に、ふと最初お客様が電話にて弊社に連絡いただいた際の深刻な声を思い出しました。
今目の前では明るくお話されるお客様を見て、あらためて『この仕事は人に笑顔を与えることのできる素敵な仕事』だと再認識いたしました。
もし雨漏りでお困りの方や雨漏りが起きる前にメンテナンスを考えられている方がいらっしゃいましたら、ぜひ雨漏り110番グループにお任せください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
2019年5月5日
雨漏り110番名古屋北店
齋藤亨