ブログ詳細 ブログ詳細

ブログ&コラム

簡単な理由の雨漏りのはずが!【雨漏り110番南大阪店】

2019.07.01 雨仕舞,プロフェッショナルとして,単一雨漏り,雨漏り職人,雨漏り修理の方法,雨漏りあるある,雨漏り事例,雨漏り110番グループ,コラム

雨漏り110番南大阪店の西島です。

今年も 雨漏りの多発する時期、『梅雨』が やってきました。
関西地方は、例年より遅い様に思います。

また、120年に1度しか咲かない「竹の花」が日本各地で開花していて話題を呼んでいますが、都市伝説並みに 災害が起こる予兆などいろいろネット上では 言われていますね。今年は元号も『 令和 』に変わりましたし、去年の様な 災害の多い年では無く、災害の無いことを 願うばかりです。

さて今回ご紹介する雨漏り事例は、私たち雨漏りに携わる人間ならば 現場調査時に雨漏りの原因がすぐに分かる様な 雨漏り事例です。

もちろん、それだけが原因か? 他の原因個所は無いか?
実際に雨漏り調査にてしっかり 精査し判断していきます。

現状

現状

以前から 天井より雨漏りがしていたため、その時はルーフバルコニーの防水工事をして、その後 数年間は止まった との事でした。

それから数年たち 雨漏りが再発した為、施工した工事店に補修をして貰ったとのこと。
しかし、それでも雨漏りの改善には 繋がらず 弊社に問い合わせが有った現場です。

エアコンの冷媒管等の引き込み状況

エアコンの冷媒管等の引き込み状況

ルーフバルコニーの防水改修工事については、わりとシッカリとした防水工事をしていると確認できました。

防水工事をした後の数年間は 雨漏りが無かった事、室内の雨漏り跡とお施主様からの聞き取り調査から判断すると、なぜルーフバルコニーからの 雨漏りは 数年間は改善し止まっていたのに、ここにきて雨漏りの再発をしたのでしょうか?

先程も言いましたが、防水工事はシッカリと施工されており 防水層や取り合い部等は 健全な状態でした。

また ヒアリング時に 『 二ヶ所とも 天井からの雨漏りは無かった様に思う、でもエアコンからと エアコンより下からの雨漏りがしていた 』との情報を得ています。

もう お気付きの方は いらっしゃると思いますが、今回の再発?雨漏りの原因は、エアコンの冷媒管を外部から建物内部に引き込む際の引き込み方が悪い為に雨漏りが起こったのです。

現状の冷媒管状態

現状の冷媒管状態

写真で 確認できると思いますが、冷媒管等の保護テープと断熱材共に紫外線による 経年劣化の為 冷媒管が剥き出しに成っています。

その為、降雨による雨水が冷媒管をまとめている保護テープの内部を伝い室内側に雨水が侵入し雨漏りをしていたと考えられます。

冷媒管の引き込みは 、本来ならエアコン設置より上部に室外機を置く場合は、冷媒管を建物に引き込む 手前で一度下側に落としてトラップをつけることが必要です。
これも一種の【雨仕舞】になりますが、家電量販店やネット販売で購入したエアコンを取り付ける業者の中には【 雨仕舞 】の部分を理解していない業者様がいます。

取り付け業者の全てがそうだとは言いませんが、特にこれからの時期は エアコン取り付け繁忙期の為、一日に何件もの件数を処理してる中で、今回の事例の様に 上より下に おりてきた冷媒管をそのまま引き込みしてるケースが多く見受けられます。

簡単な事なのですが、街中を見てみると意外に多い様に思います。

これからエアコン取り付ける時には確認して頂ければと思います。

ルーフバルコニーの防水層や、外壁、取り合い等、雨漏り調査で精査した結果、今回の雨漏り原因は冷媒管部分からの伝い水が原因と判断できました。

施主様が エアコンも古くなってるから、これを機に 買い替えるとの事でしたので、今回は応急的な処理による軽減処置のみで 対応させて頂きました。

雨漏りの原因は多岐にわたる為、建物に対する知識・経験・技術力等が総合的に必要に成ってきます。

雨漏り110番南大阪店では、これからも 雨漏りに対しての真摯に向き合い 努力して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。

尚、雨漏りをした場合は、雨漏り110番グループに問い合わせ頂き、雨漏り調査の見積や調査内容の説明を聞いて、お客様がご納得のうえで依頼して頂ければ必ずお役に立てると思います。

2019年7月1日
雨漏り110番南大阪店
西島孝志

一覧
SHOP
CATEGORY

日本最大の雨漏り職人ネットワーク お近くの店舗を探す

お住まいの都道府県を選択