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鉄骨造陸屋根からの雨漏り「雨漏り修繕施工範囲について」 【雨漏り110番上尾店】
2019.07.07
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本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番上尾店の千葉が担当します。
よろしくお願いいたします。
今回ご紹介する事例は鉄骨造外壁ALC、屋上はアスファルト防水断熱仕様です。
築年数は30年程度の物流センターです。
雨漏りの履歴は古く、雨が降る度に雨漏りが発生し、かつ年々雨漏りが酷くなっているとのことです。
漏水箇所は複数でドレン廻りに多く雨漏りが発生していました。
改修履歴は不明ですが、写真から推測するとドレン廻りのシート補修跡アスファルトシートひび割れ部の補修跡から最低二度の工事履歴が伺えますが、雨漏りの解決には至っていません。
では、なぜまだ雨漏りが直らないのでしょうか?
そこで原因を考えてみました。
大前提としては、雨水浸入カ所の特定をしていないということがありますが、写真にも見て取れるように、雨水浸出位置直上の周辺5~6mの範囲で工事を施工しています。
これは、『ドレン廻りから雨漏りしてるから、とりあえず周辺の怪しそうなところを補修してみよう。』という、安直な発想の補修例でしかありません。
ここでは、工事内容については触れませんが、もし水の流れというものが頭の片隅にあれば、施工範囲についてはもっと違うものになっているはずです。
防水工事を施工するうえでは、水上(みずかみ)、水下(みずしも)という言葉を日常的に使います。
水は上から下に流れるということは周知の事実です。
このことから、部分的な補修の際も水の流れに逆らわず工事することが大切になります。
2019年7月7日
雨漏り110番上尾店
千葉清貴