ブログ&コラム
- 雨漏り110番TOP
- >ブログ&コラム
- >ブログ詳細
ベランダからの雨漏り【雨漏り110番茨城北店】
台風被害により県内各所も被害を受け復興しはじめているところではありますが、建設業各社人手が足りない中尽力しております。そのような中ではありますが、茨城北店西野弟が担当させていただきます。
今回は前回施工したカバー工法屋根の施工後と先日施工したの雨漏り物件の例を挙げさせていただきたいと思います。
カバー工法片面施工後
今回見させていただいた住宅は元々1F建ての住宅に後付けで2Fの施工およびサンルームの設置をした物件になります。(増築10年前)
・雨漏り箇所はベランダ壁面真下の天井部及び金具伝い。
3年ほど前に雨漏りを発見し、以降雨が降るたびにサンルームに雨受のバケツを用意していた物件になります。ベランダ壁取り合い及び、屋根取り合いが疑わしくお客様ご自身でシーリング打ちをしてみたものの雨漏りが止まらないとのことでした。
ベランダを見せていただくと初めてみるタイプの防水処理があり、これにより防水状況の確認が困難になりました。
ステンレス?防水に似て見えるとの職人の意見より、状況確認した場合元通りに戻すことが不可能であると思われました。
板金防水部の隙間を調べると数日前の雨水が排水溝付近に溜まっていることがわかりました。(傾斜不足により排水しきれなかった疑い)
板金防水により散水調査が難しい旨及び工事する場合は板金防水に戻せない旨を説明し施工させていただきました。
板金下地コンパネ?状況(雨水により腐食進行)
板金下状況
防水部状況
雨漏り箇所直上付近の防水部。
ベランダ下地の木材と木材の隙間箇所かつ立ち上がり部の防水部にて確認。
ベランダ防水をきちんとやり直し、傾斜不足の排水が溜まる問題については反対側に排水口を設け、排水口までの距離を縮めることで角度の対策をしてみました。
また屋根と壁シーリング部についても雨水が溜まるので心配とのことがあり、板金により排水が滞りなく進むように施工させていただきました。
要因としては、排水傾斜不足及び当初の防水処理方法ではないかと思われました。
床面と壁立ち上がり面の角が劣化により亀裂が入り、排水不足による水の滞留した所から内部木部を伝って雨漏りしたものと思われます。
現在、通常の雨では雨漏りが発生しなくなったとお言葉をいただきました。台風等が来た際に今後も注視していきたいと思います。
2019年12月8日
雨漏り110番茨城北店
西野遼平