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ALCパネルからの雨漏り【雨漏り110番さいたま南店】

2019.12.22 ALC版,鉄骨造,プロフェッショナルとして,正しい知識,建物のメンテナンス,雨漏り職人,雨漏りに取り組む,コラム

このコラムでも何回か取り上げられているALCパネルからの雨漏りをご紹介させて頂きます。

築32年の鉄骨造で、13年前に弊社で工事をさせて頂きました。

状況としては、今年に入ってから横殴りの降雨時に、出窓の上端から漏れ出してくるという事が始まりでした。

当初は1F部分だけだったので、何とか脚立と梯子を併用して対応してきましたが、2Fも出始めたという事で、取り急ぎ調査に伺いました。

1Fと言っても、ピロティ式駐車場の上なので、実質1F部分と言っても2Fのような感じだと思います。

ちなみに、3Fは現状では漏水はしていませんでした。軒天のすぐ下に出窓がついており、上端に直接雨が当たる事は少ないのではと推測しました。
ただし、将来的には、漏れる可能性はあるので、確認した上で補修する必要があるかと思います。

またピロティの開口も6メートルぐらいあるので、パネルの揺れも出る事により、ひび割れを誘発するのではとも思っております。

当初は、建具回りのシーリングの劣化かとも思いましたが、写真を確認してみると、どうもこの部分が怪しい感じでした。

もちろん、横目地も劣化しているので、断定は出来ませんが、これだけ割れていれば、漏らないほうが不思議です。

先般の台風が直撃した時は、尋常ではない程水が出たとのことでした。

接写した写真を見ると、段差にもなっており、シーリング材をすり込むような対応では厳しいかと思います。

ちなみに、これは新築時に出窓を差し込む際に出来た切り込みなんだと思います。

当時はこのような事があってもただ補修して済んでいましたし、深くは気にならなかったと思います。
最近では絶えず漏水の疑いがないか等を気にしながら調査をし作業をしているので、そういう意味では、建物に対する見方が大きく変わったのかとも思います。

定期的なメンテナンスをしていなかったり、見るからに漏水の危険性があるような建物では、構える事が多くなったような気がします。

2019年12月22日
雨漏り110番さいたま南店
川本喜樹

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