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都会ならではの狭小スペース【雨漏り110番名古屋北店】

2020.01.09 RC造,プロフェッショナルとして,正しい知識,建築構造・建築施工,雨漏り事例,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは名古屋北店の齋藤が担当します。
宜しくお願い致します。

今回のコラムは都会にありがちな狭小スペースの雨漏りエピソードです。
愛知県名古屋市の大須商店街といえば大須観音で有名で毎日賑わっている観光スポットがあります。本日はその商店街内にある築35年のビルオーナー様から「雨漏り110番グループをインターネットで見つけ連絡しました」とご連絡を頂きました。

先ずお電話にてヒヤリングしますと5階建てのビルの地下から雨漏りしているとのこと。早速アポ取りし伺ってみることに。

オーナー様からお話を伺うと地下にある換気扇から雨漏りしているとのことでした。私は侵入経路の仮説を立て始めるとどうやら上記写真の左外壁面からの可能性が高そう。

見て思うことは「あ~~~、狭いな~~~。」
このような建物同士が狭い箇所はビル街や商店街ではよくある光景で、なかなかメンテナンスが行き届かない場所でもあります。こういう場所に入るときはいつも気合を入れます。「よし!いくぞ!」
さっそく中の状況を確認してみると

外壁はコンクリートの素地です。35年間外壁を一度もメンテナンスはしていない模様です。また屋上から出ている竪樋が2階部分で外れており外壁に垂れ流しの状態でした。

垂れ流した雨水の先にはジャンカがあり露筋までしている状況でした。ジャンカは、コンクリートの打設不良の一種で締め固め不足やセメントと砂利の分離、また型枠下端からのセメントペーストの漏れにより空隙ができ強度が下がり、脆くなっている状態を言います。豆板(まめいた)と呼ぶ場合もあります。

弱っているジャンカ部分にさらに輪をかけて竪樋からの雨水が集中して外壁に当たっている為、少し触っただけでも欠損してしまう状況でした。

早速、散水調査を行うことに。もちろん第一に換気扇周りを散水しましたが雨漏りの再現はありませんでした。


なんとか梯子を立てジャンカ部分の散水を行います。


散水開始10分後に雨漏り具象が起こりました。

<漏水箇所>

この換気扇から漏水があるとのことで散水開始10分後

<散水後>

滝のように水がたれ流れてきました。やはりジャンカ内部の隙間から水道ができてこの換気扇から漏水していることが判明致しました。
改めてお客様に調査報告書と工事お見積りをご説明し、年始に工事予定です。

雨漏りでお困りでしたら雨漏り110番グループにぜひお任せください!
つたないコラムを最後まで読んで頂きありがとうございました!!

2020年1月9日
雨漏り110番名古屋北店
齋藤亨

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