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原始的だけど実証的。

2013.05.02 雨漏りに取り組む

朝から都内にて雨漏り調査。
雨漏り110番グループの雨漏り調査は原則として散水調査。
人工的に雨が降っている状態を作り出し、
雨漏り(漏水)を再現することで、
雨水の浸入箇所、経路、メカニズムを解明していく手法だ。
雨漏り調査にはいろんな方法がある。
散水調査、赤外線調査、ガス探知調査、水張り調査、etc・・・
いろいろな調査方法があるなかで、
ある意味、最も原始的と言える散水調査を重視している理由は、
少し堅苦しい言葉で言えば『実証主義』と言えるだろう。
他の調査方法を否定するつもりは全くない。
それぞれに短所・長所があるし、
当然、散水調査よりも優れた面もあるだろう。
しかし、我々が考える雨漏り調査のスタンスは、あくまでも実証主義。
雨漏りを実際に再現することなくして先に進めないと考えている。
もちろん散水調査にもデメリットはある。
雨漏りを再現するということは、
建物内部に水が浸水するということなので、
これまで既に雨漏りでダメージを受けてしまっている建物に、
調査時限定とは言え、多少のダメージを追加することは否めない。
また、水道代が結構かかることもある。
まあ、そのへんのデメリットを考慮しても、
我々としては散水調査が最もシンプルで確実だと考えている。
で、今日の散水調査なんだが、
散水開始1発めで早々と漏水を再現することができた。
仮説通り&順番通りの1発ビンゴで、
雨漏り診断士とすれば最高に気持ちがいい瞬間だ。(笑)
冥利に尽きるとは、こういうコトを言うのだろう。
Kさんのドヤ顔が素敵。(笑)
ただし、ここで油断してはいけない。
もっと散水箇所を詰めていって絞り込む必要があるし、
状況によっては、ダブルtoシングルやトリプルtoシングル、
さらに、ダブルtoダブルやトリプルtoダブルみたいなことも考えられる。
念には念を入れて、可能性を潰していく作業が大切なのだ。
そこまでやって、初めて実証主義と言えるのだろうし。
そんなワケで、
スッキリ爽快な1発ビンゴのあと、
一箇所ずつ地道に可能性を潰していく作業を延々と続けていく。
結局のところ地道な作業に勝るものはないと信じて。
それでは、
To Be Continued
伝説の雨漏りハンター
唐鎌謙二
僕の著書です。→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則』
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はこちら
日常の活動状況ブログは日本外装株式会社 社長・唐鎌のブログ
さらにツイッターでもつぶやいてます。

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