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反撃の狼煙
6~7年前から、ずっと危惧していたことがある。
それは、太陽光発電システム絡みの雨漏り。
スレート瓦(コロニアルやカラーベスト)にソーラーパネルを取り付ける際、
取付金具を固定するために、屋根の上からビスを貫通させる。
現時点で主流となっている一般的な取付工法だ。
しかし、これは建築の考え方としては完全にNG。
業界用語で言うところの『脳天釘打ち』というヤツだ。
雨仕舞いが全く出来ておらず、
シーリング材やブチルテープの防水性頼みとなっている。
当然、シーリング材やブチルが劣化したり剥離してしまったら、
それはダイレクトに雨漏りにつながることになる。
この問題については、
いずれ社会問題になるだろうと考えて、
これまで、ずっと警告・啓蒙活動を続けてきた。
『ソーラー雨漏り』と名付けて・・・
しかし、大震災による原発事故の影響もあり、
ソーラー発電の普及が世の中の必然的な流れとなってしまい、
なかなか我々の声が届かない状況が続いてた。
我々自身も、なかなか声をあげにくい雰囲気に飲まれていた。
が、ついに、
満を持して反撃の狼煙を上げた。
本日発売号のリフォーム産業新聞で、
NPO法人雨漏り診断士協会の取り組みが紹介されている。
この記事で紹介して頂いた活動こそ、
今後多発するであろうソーラー雨漏りに対して、
渾身の一撃となるはずだ。
いや、この活動こそ、ソーラー雨漏りを根絶できるのだ。
我々は雨漏り修理屋であり、
雨漏りを直してメシを食ってる。
だからと言って、雨漏りの発生をメシの種だからと喜んだりはしない。
むしろ逆なのだ。
簡単に予防できる雨漏りは、ちゃんと予防して欲しい。
そもそも雨漏りなんかしないほうがいいに決まっているのだから。
ゼネコンや工務店、ハウスメーカーが、
真面目に、誠実に、建物を建てて、
予防できる雨漏りはちゃんと予防して、
それでも、残念ながら起きてしまう雨漏りがある。
その時こそ我々の出番なんだだと思う。
予防できる雨漏りは、ちゃんと予防すべき。
当たり前のことを当たり前にやれば確実に防げるはずだ。
この我々の取組を理解し、賛同してくれる
心あるソーラー施工業者さんの参戦をお待ちしております。
いつやるの?
今でしょう!!
ソーラー施工業者さん!ぜひこの記事をご覧ください。
それでは、
To Be Continued
伝説の雨漏りハンター
唐鎌謙二
僕の著書です。→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則』
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はこちら
日常の活動状況ブログは日本外装株式会社 社長・唐鎌のブログ。
さらにツイッターでもつぶやいてます。