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雨漏りの緊急対応に最適な『雨ピタ』 使用事例【雨漏り110番さいたま南店】

2019.03.15 雨ピタ,雨漏り修理,雨漏り修理の方法,雨漏り事例,雨漏りに取り組む

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番さいたま南店の川本が担当します。
よろしくお願い申し上げます。

私たちが日々、雨漏りの調査をする中で、補修や改修提案をする時に悩むのが、PC造の屋上防水です。
PC造とは、鉄筋コンクリート造いわゆるRC造の一種で、工場で製造したパネル(PC板)を現場で組み立てるものを言います。

PC板は、現場打ちのコンクリートよりも堅固なことから、PC板自体の防水性に期待しており、現場で防水を施す部分は基本的に目地部(板と板の接合部)のみとなります。
そのため、目地部の防水がとても重要になります。
また、PC板はとても堅いので、補修等のために穴を開ける際には一苦労します。
過去に携わった経験では、PC版の屋根で漏水したケースは、ほとんどの場合、目地部の劣化が原因によるものでした。

昨年の話です。
PC造の賃貸マンションで漏水したとの連絡があり下見に行きました。

漏れている場所はバルコニー側の天井部分でした。
漏水部分近くには縦樋もあり、現場の状況から考えるとそこも怪しい感じでした。
屋上へ上がってみると、PC板の線防水の上に、断熱ブロックを敷き詰めてあります。
ちなみに、この物件は大手ゼネコン系列の建物ですが、他の中堅ゼネコンの建に比べると、全体的な仕上がりは良好に感じました。

さいたま南店雨漏りコラム

下見の当日はオーナー様にも立ち会って頂き、屋上でお話させて頂きました。

怪しい部位から順に、

1.目地部

2.排水溝並びにその周辺

3.PC板とタイルの接合部(取り合い)

恐らく目地部が原因ではないかと推測しましたが、雨漏り調査(散水調査)をしないと原因の特定は難しいと説明させて頂きました。
オーナー様とお話していると、時折、建築に詳しいお話が出てくるので、お話を伺うと一級建築士さんということがわかりました。
いろいろお詳しいわけです。
何でも、この建物を建てる際、わざわざPC板の製造工場まで見学に行かれたとの事です。
そのようなことから、今回は建築士であるオーナー様にご教示頂き、とりあえず現状で対応できる範囲内での補修をして欲しいとのご指示を頂きました。
なお、具体的な修理方は任せるとの事でした。

コーチング材で盛るかなど、対策(修理方法)を色々考えました。

ふと、雨漏り110番のオリジナル商品【雨ピタ】を思い出し、今回は雨ピタで対応しようと決めて、社員に補修方法の指示を出しました。

雨ピタ

雨ピタ貼り付け、 端末シール充填

完了

完了

線防水の露出している部分を、全て【雨ピタ】で補修し、緊急対応(応急処置)としての補修工事は終了しました。

雨ピタを使用した社員が言うには『厚みもあって凄く良いですよ』との事。
唯一欠点と言えば、一度貼ったら剥がしづらい事ぐらいでしょうか。
貼り直しは利かないと思います。

先日、この同じ物件で1階部分から漏水したとの事で、1年ぶりにご連絡を頂き調査に行ってきました。その際もオーナー様がお見えになり、1年前に雨ピタで修した部分からの漏水は今のところ無いとの事でした。

とりあえずの応急処置絵であり、あくまでも部分補修なので、言うまでもなく経過観察は必要ですが、雨漏り110番オリジナル商品の『雨ピタ』を上手く活用できたのではないかと思っております。

雨漏り110番オリジナル商品『雨ピタ』。
それほど頻繁に出番が来るような商品ではないかと思いますが、何かの時にはとても役立つ代物です。ぜひ、防水屋さんだけではなく、塗装がメインの塗装屋さんにも備え置く事をおすすめ致します。

2019年3月15日
雨漏り110番さいたま南店
川本喜樹

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