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雨漏り住宅の仮説【雨漏り110番品川店】

2019.04.25 建物のメンテナンス,家を守るために,雨漏りに取り組む,雨漏り110番グループ,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番品川店の清水が担当します。
よろしくお願いいたします。

雨漏りトラブルを極力回避するために、今回は家を買う前に考えてほしいある仮説の話をしようと思います。
これは私の考えと経験から考察する個人的な見解であり、決して他の考えを否定するものではありませんので予めご了承くださるようお願い申し上げます。

それでは、しばしお付き合いをお願い致します。

雨漏りとは人生最大の買い物と一緒に突然に姿をあらわす場合がある。
ここで言うその買い物とは、新築一戸建て木造住宅としよう。
私も例外なく、家が人生最大の買い物であると言う価値観を持ちます。

広々としたルーフバルコニー
都会の狭小した土地に最大限の居住スペースを確保し、シャープで洗練された出で立ちをかもし出すゼロ軒系の住宅
セットバックした区間や高さ的な制約で片流れした瓦棒屋根
建物正面だけに重厚なタイルが貼られ、どっしりとした表情を持つ住宅
そしてデザイン的に作られた下屋根や庇を含むなんちゃって屋根
木造住宅3階建でて建てた建築会社、工務店、が存続の見込みがなかった。

もしこれらの住宅が建売りで
それも3棟以上たっていれば

私はこれらの住宅を人生最大の買い物には選ばないだろう。

上記にあげた住宅たち全てとは言わない。
もちろん言える根拠もなければ不明確で実に不誠実な言い方であるのも、先に言っておく。

では、なぜ自分は選ばないのだろうか?
自分の気持ちはこうだ。

狭い?
ノーー

高すぎる?
ノーーーー

そもそも買えるの?
Σ(゚д゚lll)(確かに。。。。。。
こらこら
(ちょっと待てい。)
そもそも買えるか買えないかはいいじゃないですか。。。ほっとけ!_| ̄|○

ではなくて、上記にあげた住宅地の例は過去に雨漏り修理で(自分が)関わってきた物件に圧倒的に多い特徴であるからです。

ですが、これらはあくまでも仮説で、必ずしもそうである、すなわち雨漏りするかと言うとそうではないので、誤解がないようにしてほしい。

あくまでもこれまで自分が雨漏りと関わってきた建物で実際に雨漏りが確認された、もしくは雨漏り修理をした物件に多い特徴である。ということ。

特徴だけで、必ずしもそうであるという根拠はない。
何度も言うが、ここだけは間違えても絶対ではないということです。

もしかすると、そう言った物件にはある一つの要因が考えられる。
しかしこれも、必ずしもそうであるという根拠はない。
あくまでも雨漏りしたという過程での一つの
一人の人間の個人的な仮説として聞いてほしい。

まず、狭小住宅の3棟連棟の建売というところ
家は建てるのは誰なのか?その家を設計する人と実際に建てる人は必ずしも一人ではない。
誰でも仕事を請け負っていれば、コスト、工事期間に余裕があると言う現場は私たちの経験や会話の中では限りなく「ギリギリ」であるということがよくある。
建築業界のもっともグレーなゾーンだ。
元請け、下請け、孫請けなどから来るように
建築業独自の請け負い形態が存在することにあえて触れておこうと思う。
そんな中、上記で触れたように

建売の発注元、要は元請けの経営状態がかんばしくない場合

あなたがもしその元請けの経営者、あるいは決定権を持つ幹部だとして考えてもらいたい。

それも自社では全ての工事がまかなえない専門業への発注形態をとる元請けだとしてほしい。
当然元請けであるあなたは家を建てる時に各専門業種に家を建てるために必要な工事を発注することにする。

まだ住む施主さえ決まっていない。
(建売り)それも業者の企画で販売する完成売りの建売りを販売する業者だとしたらどうでしょうか?

もしも、私が上記の建売り業者であれば、当然のごとく発注金額は限界まで下げ、業者の施工レベルや経験年数そして施工に必要な最低限の単価なども度外視して

(その金額で工事を請け負うことができる業者)を最優先として発注することだろう。

私はここ(その金額で工事を請け負うことが出来る業者に発注して工事を進めること)にこそ、雨漏り住宅の根本的な問題が生じているのではないかと仮説する。

では
それはなぜか?
正直に話せば自分も下請けの塗装業者として駆け出しの頃に塗装工事の仕事を、こう言った建売りの新築物件を施工する業者のもとで仕事をした経験があるからだ。

今ならはっきりと「それはできません。」と断りをいれらることでも、
業者としての経験や知識、絶対的な仕事量が少なければ、安請け合いで工事の受注をして
大変な思いをした時期があるからだ。

塗装工事単体でも起こる問題。

ましてや、これが家を建てる(ここでいうところの家の防水として特に大事な部分、防水や2次防水を請け負う)業者が、その程度の気持ちで施工をしていた場合どうなるだろう?

そもそも元請けの絶対条件である【例のルール】
業者の施工レベルや経験年数そして施工に必要な最低限の単価なども度外視して

(その金額で工事を請け負うことが出来る業者)
ということが第一条件になっていた場合

雨漏りという人為的な事故

老朽化以外で考えられる人為的な事故

施工不良という

もっとも防ぐことが出来るであろう雨漏りを引き起こしてしまっているのではないか?

と仮説することが出来るのが

私がこれらの住宅を購入するには至らない理由である。

もちろん全ての完成売り建売に限ったことではないので、それは誤解を招かないでほしい。

あくまでも自分が塗装業者として関わった現場の経験と雨漏りしている物件を客観的に観察して出した仮説のため、質問や論破目的の一切の言葉は聞きませんし、答える気もありません。

このコラムを読んで、もしも何か感じることや気づきがあれば、それはあなたの一つの知識としてそっとどこかに留めておいて頂きたい。

これはこの私の書いたコラムを読んだ約束としてほしい。

ただ、もしも、今まさに自分が購入しようとしている物件に上記のようなことでズバリ当てはまりそうだぞという時は、そっと一呼吸を入れ

じっくりと考えて頂きたい。

今は新生活の夢と希望に溢れ
親切な営業マンがあなたの夢に寄り添っているかもしれない。
しかしその親切な営業マンは家を建てた職人ではないということを。

雨漏りとは
私たち人間で言えば
体内で知らず知らずに広がる病のようなもので

専門家による治療と処置が必要であり
予防と対策で未然に防ぐことも出来るが
何れにしてもやっかいなものであるには違いない。

そのやっかいな工事にただただ愚直に向き合い続けるのが雨漏り110番の使命であり、仕事なのです。

完成売りの建売住宅で雨漏りに困っているなら雨漏り110番を思い出してほしい。

そして家を買う時に本当に頼れる存在は雨漏り診断士の所属する雨漏り110番に相談するのが何よりの安全なのかもしれません。

実際に雨漏りするという前提で家を買う人は本当に少ないだろう。

しかし、建設業の暗黙のルールと、なくならない住宅トラブル事情
そんな極限状態で建った家に雨漏りが発生することはもはや想像の範囲内ではないだろうか?

今日もどこかでさも親切な営業マンが家を売る。

この負のスパイラルだけは絶対に避けたいものである。

社会は雨漏りを知らせてはくれません。
これはけっして、どこかの町の知らない誰かの話ではなく、あなたの住んでる町の一角のあの人の家のことかもしれません。

もし雨漏りで困っている人がいるならば、雨漏り110番の存在を教えてあげてください。

私たちには雨漏りの知識がある。そして工事の経験がある。

もう大丈夫。

最後までお読みくださりありがとうございます。

2019年4月25日
雨漏り110番品川店
清水剛

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