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木造外壁からの雨漏り事例「複数浸入雨漏り編」【雨漏り110番上尾店】

2019.04.14 建築構造・建築施工,雨漏り修理,複数浸入雨漏り,雨漏り修理の方法,雨漏り事例,雨漏り診断・雨漏り調査,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番上尾店の千葉が担当します。
よろしくお願いいたします。

今回ご紹介する事例は木造2階建て、外壁はALC版張りです。

お問合せを受けて下見した室内の様子がこちらです。
雨水浸出位置は1階北側トイレ壁面です。

外部から見た雨水浸出位置はこちらです。

お客様からのご用命を受け、雨漏りの原因を突き止めるべく散水調査を行いました。

1日の散水調査では、原因箇所の絞り込みも兼ねて12箇所への散水調査を行いました。

調査の結果、

外壁ALC版間目地部、外壁ALC版ひび割れ部、貫通部廻り、サッシ下端シーリング部、出窓屋根外壁取り合い部、2階屋根外壁取り合い部が雨水浸入位置と特定されました。

また、雨水浸出位置は1箇所の浸水でしたが、原因となる雨水浸入位置は複数箇所である【複数浸入雨漏り】でした。

その後の工事では、外壁ALC版間目地及び貫通部・サッシ廻りのシーリング打替え及び増し打ち、外壁ひび割れ部の補修、外壁解体後2次防水の処理、機能不全の壁止まり役物を再設置、外壁復旧後に肌合わせのうえ、再塗装を行いました。

 

雨漏り修理完了後は、止水確認のための散水調査を行い雨漏りが止まったことを確認します。

<雨漏り修理を終えて>

当案件は雨水浸入位置6箇所、雨水浸出位置1箇所の【複数浸入雨漏り】でした。
本来、2次防水で適切な排水がされるべき構造でしたが、多量の雨水浸入、2次防水の不具合による雨漏り具象が現れていました。

木造住宅においての2次防水の大切さを感じるとともに、雨水が多く集まる屋根軒部の壁止まり役物の重要性を強く感じる事例のご紹介でした。

2019年4月14
雨漏り110番上尾店
千葉清貴

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