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鉄骨造・ALC版タイル張り仕上げの雨漏り~補修工事編~【雨漏り110番川崎店】

2019.07.30 タイル外壁防水工事,特殊防水工事,工事後の止水確認のための散水検査,建物のメンテナンス,雨漏り職人,雨漏り修理,雨漏り修理の方法,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番川崎店の内田が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。

前回のコラムにて、鉄骨造・ALC版タイル張り仕上げの雨漏り~診断編~をお伝えしましたので、今回は引き続き~補修工事編~を書かせていただきます。

物件のデータは以下の通りです。

用途・・・・・個人住宅
構造・・・・・鉄骨造 3階建て
屋根・・・・・陸屋根/ウレタン防水
外壁・・・・・ALC版タイル張り
漏水箇所・・・3階 居室クローゼット内
2階 和室天井

今回の補修においては、ALC版タイル張り仕上げ面に対して透明塗膜防水材による防水被覆する方法にてご提案し、工事のご依頼を頂きました。

まずは、下地補修工事として割れたタイルを貼替え、タイル目地の欠損を修繕し、亀裂誘発目地を新設します。

続いて、新設した亀裂誘発目地、サッシ・開口枠まわりに対してシーリング処理を実施します。この時シーリング材の選定、仕様には配慮が必要となります。

雨漏りしている部分ですので、高圧洗浄は避けて、ワイヤーブラシにてタイル目地並びにタイル洗浄を丁寧に行います。

ここからが、透明塗膜防水工程になります。
まず、シーリング材に接着補強材を塗布します。

続いてシーラーを塗ります。タイル目地の状況により吸い込みムラが無いように、均一な濡れ色になるまで塗ります。

続いて、本工法において重要な部分である主材塗りです。しっかりと造膜管理する必要があります。目安としては1㎡/1㎏以上の塗布量になります。立面への施工の為、積層にて膜厚を確保します。

その後、上塗りを2工程、低汚染仕上げ剤を1工程塗布して工程完了となります。

最後に雨漏り診断に基づく散水試験を実施し、止水確認をして完工となりました。

鉄骨造・ALC版タイル張り仕上げの雨漏りにおいて、費用対効果からみても透明塗膜防水工法は有効な補修方法であると思います。但し適切な施工範囲の選定、塗膜の造膜管理などが必要になります。雨漏りでお困りの皆様、補修工事で失敗されないためにも、数多くの雨漏り事例を共有し経験豊富な私たち雨漏り110番グループにご相談ください。

2019年7月30日
雨漏り110番川崎店
内田博昭

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