ブログ&コラム
- 雨漏り110番TOP
- >ブログ&コラム
- >ブログ詳細
築11年1階の寝室からの雨漏り②見積もり提出~調査診断編【雨漏り110番仙台北店】
本日のコラムは宮城県の雨漏り110番仙台北店の吉田が担当いたします。
まず弊社は、創業してから15年目。雨漏り診断士と1級建築塗装技能士がいるペンキ屋として一般建築塗装・雨漏り調査業務・防水工事業務・鳥害対策などを営んでおります。
前回皆さんに小さなお知らせがありました。どうせその後はリバウンドして元通りなんだろ!!
2キロほど増えましたがなんとか持ちこたえております!!(笑)
すこし痩せてから気付いたんですが皆さん靴下の履き方はどうして
現在は
兎も角にも健康第一ですからね暴飲暴食には気を付けましょう!
それでは、早速ですが前回に引き続き雨漏りも案件のご紹介をしたいと思います。今回の現場は仙台市青葉区旭ヶ丘の戸建て築11年木造の物件になります。
まずはおさらい
前回の記事はこちらになります。
築11年1階の寝室からの雨漏り①ヒアリング~事前調査~お見積り作成編
雨漏りは3年前と5年~6年前に1度ずつ
1度目は激しい風と雨の時に、その後工事を入れて2年が経過した大雪の次の日とのことでした。
普段大雨や暴風の時も雨漏りしないのに2~3年に1度雨漏りが起きるとのことでした。
怪しい箇所をセグメント分けしそれぞれに散水試験を施工するお見積りをお出しし受注致しました。
まずは、屋上緑化の絡みである笠木周り(セグメント①)と集水マスのシーリング亀裂箇所(セグメント②)に30分程散水いたしました。こちらは室内までの雨漏り再現とまでは行きませんでしたが確実に20分後壁紙と出窓のカウンターが濡れているのを確認1つ目の雨漏り原因の特定を致しました。続いてセグメント④に30分程散水その後30分赤外線カメラにて診断した結果1階の天井を伝って壁に伝っていることを確認しました。
セグメント②④に関しましては一時防水であるシーリングの劣化によるものと推察することができました。
番号ありませんがセグメント⑦の屋上緑化雪が積もってそれが溶け出した頃ということでしたのでここが本丸と後回しにしていたところでありました。
しかしながら1時間散水しても雪解け水のオーバーフローをイメージして下から煽って散水しても全く雨漏りが再現されませんでした
ここではないかもしれないとタラップを降り階下のバルコニー部分こちらはFRPの防水になっておりました。前回ここを建てた業者が雨漏り修理で手を付けたのは屋上緑化の笠木部分でありましたので雨漏りが起きている箇所は他にあると考えました。
セグメント⑨の立ち上がり部分に煽るように散水しました。これは雪が積もり氷になり排水機能が低下してお水が押し上げられたことを想定して散水をしてみました。私の立てた仮説が当たっていれば施主様が言う雪の日の数日後雨などは降っていない晴れの日に雨漏りがした。ということが実際に起こり得ることになります。
散水開始20分後に1階の外部の軒天部分からポタポタと滴が落ちて参りました。確実に防水層の内側にお水が回っていることが確認できました。また、赤外線カメラでその後1階の部屋を見ると先程までの温度の低下の範囲が確実に広がってきておりましたので水分計で水分の上昇を確認して更に天井に雨漏りを確認したところで散水を終了致しました。
今回の散水調査で確認した現在雨漏り具象として被害が出ているところに関しては恐らくこの3ヶ所であると断定致しました。しかしながら、築年数11年で一次防水の劣化で2ヶ所雨漏りが起きていると言うことは他の箇所に関しても今後安心できる状態ではないということは言えると思います。また、ベランダの防水に関しても何らかの条件でオーバーフローを起こすような事があれば今のままではまた雨漏りが起きてもおかしくないと言うことになります。
報告書をお付けして修繕自体はお客様のご判断に委ねると言うことになり私の役目はここまでということになりました。
雨漏り110番仙台北店では、お客様のご要望に応じて調査のみ・調査して修繕のご提案・調査診断して修繕業務請負・報告書の作成まで様々なお手伝いをさせていただいております。
やみくもにシーリングや穴埋めをして逆に雨漏りを誘発するようなことの無い様に我々雨漏りの専門家を上手に利用なさってみてはいかがでしょうか?
きっと皆様のお役に立てることと思います。
これまでも、これからも日本の雨漏りをゼロにすることを目指してまいります。
2019年9月1日
雨漏り110番仙台北店
吉田哲朗