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高層ビルでの雨漏り調査の課題2【雨漏り110番都筑店】

2019.09.03 蛍光液調査,神の目,プロフェッショナルとして,建築構造・建築施工,雨漏り職人,雨漏り調査の方法,雨漏り診断・雨漏り調査,雨漏り診断士,雨漏りに取り組む,コラム

本日の雨漏り110番コラムは雨漏り110番都筑店の津嶋が担当します。

よろしくお願いします。

前回 高層ビルでの雨漏り調査の課題【雨漏り110番都筑店】の後半になります。

前回は、直上階の窓サッシからの雨水浸入までを確認しました。

今回は、その後、如何にして直下の部屋の天井裏に漏れたのかを再現することになります。

問題の窓サッシのある部屋は、普段から物置部屋としていることから、部屋内部を毎日見ている訳ではないので、荒天時の雨水浸入に全く気付かなかったようでした。

物置部屋の床面に溜まった水がどうして下階に落ちるかというと、RC造のケースでは次の2つの要因が考えられます。

①コンクリートスラブに貫通ひび割れや埋め戻し跡がある。

②電気配管や水廻り配管等の貫通部がある。

当該部屋には、配管の類が全くないので、①に絞られます。

窓サッシ際の腰壁のクロスに濡れによる滲みやふやけた痕跡が見えます。

床下のカーペットをめくり、接着剤を除去してみると、ひび割れがありました。

このひび割れが貫通しているのでしょう。

室内の床面に散水する訳にはいかないので、ひび割れの一部に筒を設置し残りのひび割れはシールで塞ぎます。

シールの表面がある程度乾燥してから、円筒内に蛍光液を溜めます、それは徐々に増やしていきます。

一度に溜めると、下階に大量に漏れてしまい、大変なことになりますので慎重に。

この方式ですと、ある程度の水圧が掛かりますので、漏水を促進させる効果があります。

貯水してから、数分後に階下の天井裏に蛍光液漏水を確認しました。

以上で、窓サッシの建て付け不具合、コンクリートスラブの貫通ひび割れと、点と点がつながった次第です。

からくりが分かってみると簡単そうですが、無から始めるとなると実に難しいものなのです。

考えうる多くの選択肢からの絞り込みや紆余曲折があり、時には迷路にはまり込むケースもあります。

しかし、私達、雨漏り診断士は、このようなリスクを恐れず、知識と豊富な経験を武器に雨漏り原因の追究に果敢に挑戦しているのです。

2019年 9月 3日
雨漏り110番都筑店
津嶋信行

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